彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「小僧ぉ!!なにしてくれとんじゃぁー!?」

「え!?紙飛行機を知らないんですか!?大丈夫ですか・・・?」

「真面目に心配すんなボケ!馬鹿にしてんのか!?紙飛行機ぐらい知っとるわい!そうじゃねぇだろう!?なに、お空に放ってくれとんじゃ!?」

「す、すみません!借りる予定がないとしても、闇金さんの名刺をもらうのは・・・・正直、迷惑で・・・」

「だったら断れよ!?飛ばすなよ!?」

「そんな空気じゃなかったじゃないですか?それに紙飛行機に使うにしては、紙の素材が重かったみたいで・・・あまり飛んでないです。ほら、足元に落ちてます。」

「やかましいわボケカスコラ!!拾え!」

「はい、どうぞ。」

「拾ったのをわしに返すな!!」

「いや、断れって言われたので、今から受け取るのを断ろうと思って・・・」

「噂通りのムカつくガキだな!?ジャック・フロストが!」

「あなたに笑顔は見せてませんよ?」

「ああいえばこう言い、こう言えばああいうところがムカつくガキだろう!?」

「だったら、話しかけなければいいのに・・・」

「てっめぇ・・・!!」



〔★凛のぼやき、相手はイライラしている★〕




「お前やっぱり、ガキ共をかくまってんだろう!?」

「だ、だから、かくまってないですよぉ~」


「なにしてんだっ!!?」




私達2人の口論に、第三者の声が響く。




(このお声は!?)



聞きなれた心地の良い音程!

あの人しかいない!




「瑞希お兄ちゃん!」

「真田瑞希・・・」



(やっぱり瑞希お兄ちゃ~ん!)



愛する元ヤンのお兄様!



「凛!」



せっぱつまったようなお声で私を読んで下さるお姿・・・たまらなーい!




「瑞希お兄ちゃ~ん!」

「凛っ!」




素早く駆け寄って抱き付けば、両手でギュッと抱きしめてくれた。