「うはははは!やっとしゃべれるわー!!」

「・・・・しゃべったでしょう?」

「蚊の鳴く声やったから聞こえへんよー!うはははは!」

「そこまで小さくなかったですよ!?」

「怒らんといて~!けっきょくは、金でわしらを買おうとしたわけかいなぁー!?NOとゆーとんのに、凛をあきらめてへんで~永山ぐれいとと美涼ゆーやつらは!?で!?どないすんや、凛!?瑞希はんに、用心棒のヘッドハンティングがキター!!って話すんかいな!?」

「・・・・黙ってる理由がないですから。」

(言わないという道もあるけど・・・・巻き込んじゃった時に、申し訳ないからな・・・)



「火が小さいうちに、消しておかないと・・・・」

「うはははは!トラブルの火種どころ、恋の炎まで消しかねんからのぉー!?」

「上手いこと言わないで下さい・・・!!」

ホントにそう!本当に、それ!!



(あーあ・・・瑞希お兄ちゃんとのラブラブな時間が減っちゃうな。)



「ちゅーか、『GREAT STAGE(ぐれーとすてーじ)』って、知ってる店かい!?」

「残念ながら・・・。」

「うははは!まぁーた、ほとけ心だして、からんじゃったんかいなぁ~この子は♪」

「僕はからまれた方です!ほら、あの!・・・瑠華さんにちょっかいを出したピアスの3人組が働いてるお店と同じ名前でしょう?」

「うはははは!ほな、偶然やないなっ~!?」

「明るく断言しないでください・・・!」

「問題は、るかって子が~凛と話しつけたって嘘ついてるかどうかやねん!」

「そうですね・・・」

「LINEの返事は~!?」

「こないです。」

「送っとき!」

「ええー?送っても既読スルーもされない状況は、正直キツイです・・・。」

「うははは!学園生活では、ほぼ無視されてるやん?」

「仲良くしていた人からの無視と、そうじゃない集団とじゃ、気持ちの受け止め方が違います!!」

「うははは!そうじゃない集団の中には、凛の元友達もいるやーん!?」

「俺の正体に気づかないで、嘘八百の営業トークで浮かれてるメス2人は友達じゃない・・・!!」



〔★凛は根に持っていた★〕