〈高千穂さんは、どうお考えですか?〉
美涼が問いかける相手を変えた。
〈何であたしに振るんだよ?〉
その場で唯一の女子に聞いた理由を男は語る。
〈凛道さんなら、恋人の考えにあわせると思うんですよ。〉
(そんな理由!?)
てか、恋人じゃないから!
勘違いも甚だしい!!
私が心の中でキレたの対し、その人は声に出してキレた。
〈てめっ!?誰がカンナの恋人だぁ!?〉
〈悠斗!?〉
(え?悠斗君?)
ここはカンナさんが切れるところなのに、なぜ君がキレるんですか??
あ、そうか!長年組んできた仲間だからか!?
〔★多分、それだけではない★〕
〈安心して下さい。わかってますから。凛道蓮さんの恋人を誘拐防止のために、高千穂カンナさんとの恋人関係を否定してるんでしょう?〉
〈なんでだよ!!?そんなデマ流れてんのかよ!?〉
〈おや、違いますか?特別だからこそ、凛道蓮さんは高千穂カンナさんにピアスを送ったのでしょう?今つけている真紅のピアスがそうですよね?〉
〈っ!?そっ、れは―――――――!!〉
〈よせ、悠斗!〉
言葉を詰まらせる悠斗君に、カンナさんが短い声で制した。
そして、自分の耳のピアスを触りながら言った。
〈確かにこいつは、凛があたしにくれたもんだ。世話してくれてる礼、てことでな。つまりあたしはあいつのお守り役だ。〉
〈では、友達以上、恋人未満ですか?〉
冷静に聞き返す美涼にカンナさんは、舌打ちしてから言った。
〈未満も何もあるか!あたしと凛はマブダチ、そんだけだ!間違って凛の女じゃねぇーんだよ・・・!?〉
冷たい声で言い放つカンナさん。
(そうだよね、僕達は親友だもんねー!?)
カンナさんの言葉にホッとした時だった。
〈へぇ~凛道さんの彼女じゃないなら、俺、立候補しようかなぁ~〉
ずっと黙っていたオーナー男が口を開いた。
それもナンパ目的でだ。
(何考えてんのよ、最低男!)
〔★GREATSTAGEの不謹慎、凛の好感度は下り坂だ★〕


