彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




〈高千穂さんは、どうお考えですか?〉



美涼が問いかける相手を変えた。



〈何であたしに振るんだよ?〉



その場で唯一の女子に聞いた理由を男は語る。



〈凛道さんなら、恋人の考えにあわせると思うんですよ。〉

(そんな理由!?)

てか、恋人じゃないから!

勘違いも甚だしい!!



私が心の中でキレたの対し、その人は声に出してキレた。



〈てめっ!?誰がカンナの恋人だぁ!?〉

〈悠斗!?〉


(え?悠斗君?)



ここはカンナさんが切れるところなのに、なぜ君がキレるんですか??

あ、そうか!長年組んできた仲間だからか!?



〔★多分、それだけではない★〕



〈安心して下さい。わかってますから。凛道蓮さんの恋人を誘拐防止のために、高千穂カンナさんとの恋人関係を否定してるんでしょう?〉

〈なんでだよ!!?そんなデマ流れてんのかよ!?〉

〈おや、違いますか?特別だからこそ、凛道蓮さんは高千穂カンナさんにピアスを送ったのでしょう?今つけている真紅のピアスがそうですよね?〉

〈っ!?そっ、れは―――――――!!〉

〈よせ、悠斗!〉



言葉を詰まらせる悠斗君に、カンナさんが短い声で制した。

そして、自分の耳のピアスを触りながら言った。



〈確かにこいつは、凛があたしにくれたもんだ。世話してくれてる礼、てことでな。つまりあたしはあいつのお守り役だ。〉

〈では、友達以上、恋人未満ですか?〉



冷静に聞き返す美涼にカンナさんは、舌打ちしてから言った。



〈未満も何もあるか!あたしと凛はマブダチ、そんだけだ!間違って凛の女じゃねぇーんだよ・・・!?〉



冷たい声で言い放つカンナさん。



(そうだよね、僕達は親友だもんねー!?)



カンナさんの言葉にホッとした時だった。



〈へぇ~凛道さんの彼女じゃないなら、俺、立候補しようかなぁ~〉



ずっと黙っていたオーナー男が口を開いた。

それもナンパ目的でだ。



(何考えてんのよ、最低男!)



〔★GREATSTAGEの不謹慎、凛の好感度は下り坂だ★〕