彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




〈ふざけんなっ!誰が町の治安守るだぁ!?寝言は寝てから言えや!〉

〈美涼さんだったか?まさか不良の俺らに、お宅の店の用心棒でもしろって言うのか?〉

〈そうです。〉

〈俺らはSPはしてねぇーぞ!?〉

〈まったくだぜ。何勘違いしてんだ?確かに凛さんは、出来た人間ではあるが~〉

〈え?違うんですか?あなた達の頭である凛道蓮さんは、町内パトロール青少年部の隊員ですよね?〉

〈はあぁあ!?〉

〈え!?・・・・あ!?そういえば・・・・〉



ギョッとする声を出す円城寺君と、何かを思い出したような声を出す可児君。



〈あんだよっ、可児!?〉



そんな可児君の態度に何かを察する円城寺君。

それで五分刈りの友達は言った。



〈うちの檀家の大原っていう町内会長をしてるじいさんが・・・凛さんが町内の治安を守るパトロール隊員になったおかげで大助かりだって言ってたような・・・〉

〈そうです。大原町内会長を含めた大人の皆さんから、凛道蓮さんは警察が解決できないトラブルをいくつも解決して、世間に貢献していると言っているのを聞いたんですが―――――・・・・違いましたか?〉

〈い・・・いや・・・凛さんで、間違いは・・・いないが・・・〉



バツの悪そうな口調になる可児君。



〈凛~道~!・・・あの野郎・・・!!〉



円城寺君は円城寺君で、怒りで声を震わせているようだ。





〈否定はしませんよね?〉

〈〈しねぇけど・・・・〉〉


(ご、ごめんなさい・・・・)





良いことをしたはずなんだけど、可児君と円城寺君の声を聞いたら、悪いことをしたような気分になる。



〔★凛のボランティア、龍星軍のメンバーを追いつめた★〕