彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




(なにヤマト!?)



関西男子に視線を向ければ、スマホ画面を見せてくる親友。



―るかって子は、嘘つきやない思うで?―


(だよね!そうだよね!?そうだと―――――――――・・・・)




“うるせぇっ!!!二度と近寄るな、ゴミやろうっ!!!”




ヤマトの言葉にホッとしかけたところで、最後に見た瑠華さんの顔と捨て台詞がリプレイする。



(・・・・・・・・・・嘘はついてない、よね・・・・!?)



ちょっと断言できる自信がなくなる。



(私に対して瑠華さん、なぜか怒ったもんね・・・)



総長って黙ってたことを怒ったのかな?

それとも、真田凛という名前を訂正しなかったこと?

困ったわ・・・どちらにせよ、確認しなきゃ。



(一方だけの言い分を信じて判断するのはよくないわ・・・!)



そう思ったら、肩をトントンと叩かれる。



(またヤマト?今度は・・・)



振り返れば、スマホ画面を見せてくるヤマト。



―わしもそう思う。―――


―――――――――って!?マジで心が読めるのかっ!?



それとも、私の感情が顔にあふれ出てますかぁー!?

驚く私に、画面の文字を素早く消して、打ちなおした文字をヤマトが見せる。



―心が読めるというよりも、感覚やなぁ~なんとなーくや(笑)―


(こわっ!エスパーなの!?)



〔★ヤマトはなんとなく理解していた★〕



ヤマトの鋭さに動揺していれば、さらなる会話が聞こえてきた。




〈まぁ、判断するのは凛道さんですから、私達のお願いを伝えて頂ければ十分です。〉

(お願い!?)

「お願いだぁ?」




ガラの悪い声を円城寺君が出せば、これに美涼が答えた。



〈我々はこちらで営業展開を始めてから数か月経つんですが、どうもガラの良くないお客様が多いんですよ。先月の家出未成年の薬物事件のおかげで、大人しくはなりましたが・・・商売をして行く上で不安があります。〉

〈で?〉

〈はい、ここでは龍星軍の方々が町の治安を守っていると聞いていましたので、我々の店舗も凛道さんに守って頂きたいんです。〉

〈はあ!?〉



なんですかそれー!?



(むしろ私達は、治安を乱してる側だよね・・・?)



そんな私の心の声に、龍星軍の仲間達も同じような気持ちを吐き出す。