彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




龍星軍の内輪もめが未遂になった代わりに、その諸悪の根源となった奴が語り掛ける。



〈どうやら『私』は、みなさんを怒らせているみたいですね?〉

〈俺らがご機嫌にでも見えたのか、美涼さんよ?〉



低い声で可児君が問う。これに変わらぬ安定した音量で美涼という男が返す。



〈こうやって話を聞いてくれるだけの優しさはあると思いましたよ。〉

〈何が優しさだ?凛さんがらみの女の紹介と聞けば・・・・真相を確かめる必要があるからな・・・!〉


(は?私がらみの女・・・?)



突然、ふってわいた話題に戸惑う。

てか、つなぐからそんな話を聞いてない。

目だけでヤマトを見れば、私の腰にくっついた状態で首をかしげる関西男子。



(だよね・・・心当たりないんだけどなぁ~??)



不思議な思いでテレビ電話の画面を見れば、ニコニコしながら美涼という男が言った。





〈本当ですよ。私達は『鳴海瑠華さん』から凛道さんを紹介されたんです。〉

・・・なるみるかさん?

(―――――って、はああ!?『なるみるか』って、あの瑠華さん!?鳴海瑠華さんのことをこいつらは言ってるの!?)





ギョッとすれば、下からトントンと肩を叩かれる。



(ヤマト?)



思わず腰にくっついてる奴を見れば、スマホ画面を見せてきた。



―4号さん、作ったんかい?―

(――――――――――1号も2号も3号もいないわよ!)



ツッコミを込めて頭を軽くチョップすれば、「やられたぁ~!」という口パクとリアクションしながらもだえる関西男子。



(今、そういうノリはいらないんですよ!?)



〔★しかしヤマトは、関西人だ★〕