彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




(間違われるよりいいじゃない!?『ラーメン!つけ麺!僕イケメン♪』が嫌なら、『いーけないんだ、イケメンだ♪』にすれば!?)



という思いで肩を落とす関西男子を見れば、阪神タイガース模様のスマホを画面を、数回タッチしてから見せてきた。




―なぐさめて~!―

「・・・。」

(・・・はいはい、わかったよ。)




とりあえず、不自然にならないように画面から下げた片手でヤマトの頭を撫でておく。

それで機嫌が直ったのか、大型犬みたいにウッキウキする関西男子。

これでもう大丈夫だと思い、話し合いの現場へと視線を戻す。



〈で?リンリン指名した理由は?言ったところで、会わせないけどな。〉

〈幡随院!〉

〈俺ら差し置いて出しゃべるな、遊撃やろう!〉



可児君と円城寺君の言葉に、ちーちゃんは感じ悪くフン!と鼻を鳴らす。



〈だったら、さっさと本題聞けや、勘違い野郎共。オメーらが、龍星軍の副総長と総長代行してるのは、実力とリンリンへの信頼度がワン・ツーだからじゃねぇーんだぞ。〉

〈あん!?俺の凛さんへの思いがテメーより下だって言いてぇーのか!?〉

〈円城寺よりは上だろうが、腕っぷしもリンリンへの思いも俺が1番だろーが?〉

〈コラコラ・・・!このフザけた半袖よりも先に、オシャカにされてぇかぁチャラオ・・・!?〉


(ちょ、大丈夫なの!?)



敵の前で仲間割れを始める友達に不安になる。



〈みっともないまねしてんじゃねぇーよ!〉



そんな私の不安を打ち砕いてくれたのは、やっぱりこの人!



〈カンナ。〉



紅一点・頼れるヤンキーガールの高千穂カンナさん!



〈イラついてる相手に当たれよ、お前ら!開いて間違えてんじゃねぇーぞ!〉

〈チッ!わかってんだよ!〉

〈高千穂うぜぇ・・・!〉

〈チッ!幡随院、後で続きすっからな!?〉



注意したカンナさんに円城寺君が悪態をつき、ちーちゃんがぶっきらぼうにつぶやき、可児君がちーちゃんにそう言ったところで口論は終わる。



(てか、可児君・・・ちーちゃんと何の続きをする気?)



〔★100%、凛についてだろう★〕