彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




モニカちゃんのは乙女すぎるけど、リアルタイガーとシリアス顔のひよこちゃんとがコラボした個性と自己主張を重視した、一目で阪神タイガースファンとわかる服を着るよりはマシよ!!



「うはははは!OKOK!ズボンがジミすぎたかのー!?ほな、ガードマン係はわしに任せて着がえや~!」



グッと親指を立てながら笑いかけながら、クルッと回って私へと背を向けて、出入り口に向かって仁王立ちするヤマト。

頼もしさを感じながら、教壇のかげにもぐりこんで制服を脱ぐ。

菅原凛から凛道蓮への変身。



タポンタポン♪

「あ。」



凛道連のスマホが、LINEの通知を知らせる。



「うはははは!つーちゃんやなぁー!?凛、変身完了かぁー!?」

「・・・・・ナイスタイミングで。」



シルキロールを顔にセットしながら答える。



「とりあえず・・・これで、準備は整いました。」

「うはははは!わし振り返ってもええ!?『ヤマトの、エッ・チ♪』の展開はあらえへんかぁー!?」

「ははは。ないですよぉ~そんな発言するヤマトが、エッ・チ。」



シルキロールの位置を整えながら言えば、両手で顔を隠したヤマトがこっちを見る。



「うはははは!見てもええ!?顔どけてもええ!?どけるで!?どけるで!?」

「いや・・・どけるもなにも・・・指の間から見てるじゃないですか?退ける意味、ありますか?」

「うはははは!バレたぁ~!?一本取られたなぁ~!?」



ハシャギながら言うと、私の背中をバンバン叩く関西男子。

音が大きいだけで、痛くないからいいけどさー・・・



「よっしゃ!」

バサ!

「え!?」



掛け声とともにヤマトが私の背後に移動する。

私の後ろで両手を広げて立つ関西男子。

左右の手は、大きな1枚の布をつまんで広げていた。



「え・・・・?」



その布は黒と黄色のしまもよう。




「これ阪神の・・・・・?」

「うはははは!!大阪のハンドメイク店のおばちゃんからのせん別、その2や!!」




きっとその人も阪神ファンなんだろう・・・。

そうでなければ、こんなに大量の阪神タイガースのアプリコット、裏地にまでつけまくってないと思う。



〔★表と裏に、縦横無尽(じゅうおうむじん)でぬいつけられている★〕