彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




〈かしこまりました。では、準備が整いましたら、LINEでお知らせします。我が君は、俺からの連絡を確認してから、俺に電話をかけて下さいね?俺は電話に出ますが、何もしゃべりません。あなたも、しゃべらず黙っていてください。意味は、わかりますよね?〉

「ああ・・・静かにしてなきゃ、大事な会話は聞けない・・・それに、俺達の声が聞こえてもマズいから・・・だろう?」

〈ご名答です。さすが、我が君♪〉

「それは僕のセリフです。そんな作戦、思いつきませんでしたよ・・・」



そう言いながらヤマトを見れば、ニヤッと笑いながらグッと親指を立てる。

こうして、つなぐの指示の元、ヤマトと話し合った結果、第2理科実験室から電話をかけることになった。




「うははは!!テレビ電話に気づくのに、忍者か忍者やあらへんかは関係ないんちゃうかのぉー!?」



シミジミした思いで、お昼のやり取りを思い返していれば、真横でヤマトが爆笑する。



「こういうのは、悪知恵がまわるゆーんとちゃう!?うはははは!!」

「ちょ、ヤマト!言い方が悪いですよ!?そこは、鋭いとか、聡明とか言うのが~」

「うはははは!失礼があらへん、ちゅーかっ!?ホンマ凛は優しいのぉ~!人が良いのぉ~!」



そう言って爆笑を継続しながら、私の頭を撫でる関西男子。



「ホンマ、凛は人が良すぎるわぁ~!うはははは~!」

「ちょ・・・褒めすぎです、ヤマト!」

「いやいや!ホンマ、人が良すぎるわ!まさか、つーちゃんにテレビ電話で龍星軍メンバーの修羅場見せてもらうお礼に、カミングアウトの覚悟を見せるとは大したもんやで~!?うはっはっはっ!」

「あの、恥ずかしいので・・・本当に褒めすぎです。つなぐにカミングアウトするのは・・・はあ?カミングアウト?」



単語の意味はわかるが、何故この流れでカミングアウトの言葉を使う??

ヤマトの言葉の意味がわからず聞けば、いつもと変わらぬ、ほがらかさで言った。