「それで!?今、美涼(みすず)という男に直接対応しているのは、円城寺君と可児君の2人ということでいいすか!?」
〈いいえ。最終的には東山メンバーが全員で、対応するそうです。それ以外は様子見の伏兵係です〉
「え!?戦いませんよね!?」
〈はい、戦いません。俺、可児殿から別の指令が出てますから。〉
「指令?」
〈忍者の技を使って、敵を監視・尾行するんです。〉
「え!?危なくないですか?」
〈え~♪我が君、俺を心配してくれるんですか?嬉しいなぁー♪〉
「いや、喜んでる場合じゃないですよ!?てか、『美涼(みすず)』って何者ですか!?女性ですか!?円城寺君や可児君達が知ってる悪い奴ですか!?」
〈残念ながら男性ですね。俺は大体把握していますが、悪い奴で間違いないと思って下さい。初回の接触なので遠慮はしたらしいですが、本心は今すぐ我が君と会って話したいという感じだったみたいです。〉
「僕は会いたくないですね。把握してるって、美涼(みすず)という男とつなぐは知り合いなんですか?あと、ヤマトにも、監視の指令が出てるのですか?」
〈アハハ!『知ってる』ってだけですよ~ヤマト殿には『何もするな!』と指示したみたいです。彼、良くも悪くも目立つでしょう?〉
「悪く目立つ方が多いですね・・・」
目だけで、問題の関西人を見れば、サングラスをずらし、私に向かってウィンクしてきた。
どういう心境でそのアクションをするのか・・・知りたくはないな。
〈我が君、けっきょくどうしますか?なんなら、俺がフォローするので、可児殿達に内緒で、一緒にこっそりと盗み聞きしますか~!?それでしたら、お迎えにあがりますよぉ♪〉
「え?」
その言葉で考える。


