「どうしてつなぐは、僕に内緒の話を、僕にしたんですか?」
〈俺の主人はあなたですよ?知らない方がよかったですか?〉
「主人じゃないよ!?だけど、教えてくれたことは感謝します!知っていた方がいい気がしますので・・・」
〈『美涼』とは、東山高校の近くのファミレスで話すらしいです。どうされますか?〉
「どうって・・・」
私に参加しろってこと?
(無理よ。)
あゆみが丘学園から東山高校までは遠い。
行くとしたら、凛道蓮に変身しなきゃダメじゃない?
(着替える時間と移動時間を考えたら、行くのは―――――――)
「無理ですね・・・」
〈めんどくさいということですか?〉
「そうじゃないですよ!急に言われても困るんですって!用意とかの面で!」
〈そうでしたか、すみません。普段の我が君なら、面倒くさがると思いまして。〉
「つなぐが僕をどう思っているか、よーくわかりました。」
〔★残念ながら、だいたい面倒くさがっている★〕
〈わかりました。我が君に参加の意志があるのでしたら、間に合うように俺が時間稼ぎをしますよ?〉
「え・・・・・・?」
(それはそれで、嫌だな・・・)
夜はいつも、瑞希お兄ちゃんのお側にいるというのが私のライフスタイル。
瑞希お兄ちゃんとのLOVEタイムを減らすわけにはいかない。
だけど、龍星軍関係のトラブル、聞かなかったことにはできない。
恋愛と友情で板挟みになる。
そこまで考えて気づく。
「・・・カンナさんは、無事なんですか?」
〈涼子殿ともども、無事ですよ。〉
「ならいいですが・・・」
(もしかして、さっきカンナさんが言いかけていたことってこれかしら?)
そんな思いでヤマトを見れば、首を縦にブンブンふる。
関西男子も、私と同じ意見らしい。


