彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「どうしてつなぐは、僕に内緒の話を、僕にしたんですか?」

〈俺の主人はあなたですよ?知らない方がよかったですか?〉

「主人じゃないよ!?だけど、教えてくれたことは感謝します!知っていた方がいい気がしますので・・・」

〈『美涼』とは、東山高校の近くのファミレスで話すらしいです。どうされますか?〉

「どうって・・・」

私に参加しろってこと?



(無理よ。)



あゆみが丘学園から東山高校までは遠い。

行くとしたら、凛道蓮に変身しなきゃダメじゃない?



(着替える時間と移動時間を考えたら、行くのは―――――――)



「無理ですね・・・」

〈めんどくさいということですか?〉

「そうじゃないですよ!急に言われても困るんですって!用意とかの面で!」

〈そうでしたか、すみません。普段の我が君なら、面倒くさがると思いまして。〉

「つなぐが僕をどう思っているか、よーくわかりました。」



〔★残念ながら、だいたい面倒くさがっている★〕



〈わかりました。我が君に参加の意志があるのでしたら、間に合うように俺が時間稼ぎをしますよ?〉

「え・・・・・・?」

(それはそれで、嫌だな・・・)



夜はいつも、瑞希お兄ちゃんのお側にいるというのが私のライフスタイル。

瑞希お兄ちゃんとのLOVEタイムを減らすわけにはいかない。

だけど、龍星軍関係のトラブル、聞かなかったことにはできない。

恋愛と友情で板挟みになる。

そこまで考えて気づく。



「・・・カンナさんは、無事なんですか?」

〈涼子殿ともども、無事ですよ。〉

「ならいいですが・・・」

(もしかして、さっきカンナさんが言いかけていたことってこれかしら?)



そんな思いでヤマトを見れば、首を縦にブンブンふる。

関西男子も、私と同じ意見らしい。