彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「うはははは!誰やー!?」

「僕の心の癒しだよ。」

(・・・なんだ、涼子ちゃんか・・・)



龍星軍のメンバーじゃなくてホッとする。



「メガネちゃんかぁ~!?ほな、電話には~」

「もしもし、涼子ちゃん?」


〈凛君!凛君は遊びで女性と付き合ったりしませんよね!?〉

「え!?」


「出ない方がええでぇ~!うははははは!」

「ええ!?」



出た瞬間の大音量の泣き声。

ヤマトの忠告に遅いと言う前に、電話口の相手が言った。



〈凛君・・・『パステルカラー』ガールズバーで働く『ふじこ』さんという・・・私達より年上の女性は、凛君の知り合い程度の関係で、間違いないですか・・・・!?〉

「え!?なんで、涼子ちゃんが―――――!?」

(瑠華さんのお店と源氏名を知ってるの!?)


〈そうですね・・・なんで私が知ってるか不思議ですよね。私・・・聞かれたんです。り・・・凛君が、ガールズバーの『ふじこ』サンという人と、不真面目な男女交際をしてるの?って、本当なの?って・・・・〉

「なんですかそれ!?涼子ちゃんになんてことをっ!てか、涼子ちゃんにそんなことを聞いた馬鹿は、どこの大馬鹿ですかぁー!!?」

〈・・・私は大丈夫です。たくさんの人に聞かれて、誰が誰か、冷静に言えませんが・・・〉

「そんなにたくさん!?ごめんなさい!!お叱りの言葉でも何でも、僕に言って下さい!!」

〈じゃあ・・・これだけは言います。私は、凛君は『不真面目男女交際』をする人じゃないと信じてます!〉

「え!?」

(『不真面目男女交際』だと!?)


〈その噂は嘘ですよね・・・・!?〉

「嘘だよ、嘘!てか、そんな大嘘が流れてるんですか!?」

〈・・・・はい・・・・。〉

(マジかよ!!)



低い声で返事する涼子ちゃんに、激しい頭痛を覚える。



「毎回毎回思いますが!誰がそんなデマを流してるのか・・・!!」

〈・・・デマですよね?〉

「デマです!でたらめですよ!!」

〈じゃ、じゃあ!わ・・・私が・・・・〉

「ん?涼子ちゃんが?」

〈わ・・・わ、わた、私を―――――――・・・・凛君が2番目の彼女と宣言してると言う話は、どうなのでしょうか・・・?〉

「はあああああああ!!!?」

(涼子ちゃんを2番目の彼女だと――――――――!?)



無責任にもほどがあるんじゃないのぉー!!



〔★見えない敵は手ごわかった★〕