「うははは!ますみちゃんの熱烈な求愛への切り返しが氷結やな~!?よっ、いろおとこ~!!」
「ケンカ売ってるんですか!?てか、どうしてますみちゃんが、あそこまで細かく知ってるんだろう・・・!?」
「うはははは!そりゃあ、桃山女学院の子やからや!」
「え?どういう意味ですか?」
「桃山女学院は、芸能人排出するスーパースクールやでぇ~!?流行に敏感なんは当たり前!つまり、最先端の女子ネットワークを持っとるわけや!お年頃でもあるさかい、あの学校の女子みーんな、恋バナ情報には特に気合入れてんねん!うははははー!!」
「どこの芸能レポーター!?てか、情報の真偽ぐらい、きちんと確かめてくれませんか!?」
「そこは学生さんやからしゃーないわ!プロの芸能リポーターでも、デマに踊らされるしのぉ~うはははは!!」
「勘弁して下さいよっ・・・!!」
(女子の噂話ほど、収拾がつかないものはない・・・!)
同性ゆえに、その面倒くささは、嫌というほどわかっている。
「はあ~・・・!!どうしよう・・・!ますみちゃんが、このままあきらめてくれる気がしない・・・・!」
「うははは!また電話してくるかもなぁー!?ほな、電源切っとく~!?」
「できません!!瑞希お兄ちゃんからの連絡が来るかもしれないでしょう!?」
(だけど、ますみちゃんの対応をするのは面倒くさい・・・!!)
「くっ・・・!電源を・・・切っておかなきゃダメなのか・・・!?」
「うはははは!ほな、面倒でも~誤解といとくかー!?面倒ゆ~ても、間違いは早めに言うとった方がええでー!?」
「そうですが・・・」
それが一番いのだけど。
「気が進まない。というか、気が重いなぁー・・・」
「なにゆーてんねん!嫌なんは、一瞬だけやろう~!?誤報を信じて、直接突撃されるんよりましや思うで~!?うはははは!」
げっそりする私を、ヤマトが正論で笑い飛ばした時だった。
ピヨピヨピー♪
「え?」
再び鳴りだす携帯。
「うはははは!ますみちゃんかいな!?」
「うーん、そうかもしれないですね・・・」
強引に切ったので、かけなおしてきたのかもしれない。
そう思って画面を見たけど・・・
「あれ?」
ますみちゃんじゃなかった。


