彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「うははは!ますみちゃんの熱烈な求愛への切り返しが氷結やな~!?よっ、いろおとこ~!!」

「ケンカ売ってるんですか!?てか、どうしてますみちゃんが、あそこまで細かく知ってるんだろう・・・!?」

「うはははは!そりゃあ、桃山女学院の子やからや!」

「え?どういう意味ですか?」

「桃山女学院は、芸能人排出するスーパースクールやでぇ~!?流行に敏感なんは当たり前!つまり、最先端の女子ネットワークを持っとるわけや!お年頃でもあるさかい、あの学校の女子みーんな、恋バナ情報には特に気合入れてんねん!うははははー!!」

「どこの芸能レポーター!?てか、情報の真偽ぐらい、きちんと確かめてくれませんか!?」

「そこは学生さんやからしゃーないわ!プロの芸能リポーターでも、デマに踊らされるしのぉ~うはははは!!」

「勘弁して下さいよっ・・・!!」

(女子の噂話ほど、収拾がつかないものはない・・・!)



同性ゆえに、その面倒くささは、嫌というほどわかっている。



「はあ~・・・!!どうしよう・・・!ますみちゃんが、このままあきらめてくれる気がしない・・・・!」

「うははは!また電話してくるかもなぁー!?ほな、電源切っとく~!?」

「できません!!瑞希お兄ちゃんからの連絡が来るかもしれないでしょう!?」

(だけど、ますみちゃんの対応をするのは面倒くさい・・・!!)

「くっ・・・!電源を・・・切っておかなきゃダメなのか・・・!?」

「うはははは!ほな、面倒でも~誤解といとくかー!?面倒ゆ~ても、間違いは早めに言うとった方がええでー!?」

「そうですが・・・」



それが一番いのだけど。



「気が進まない。というか、気が重いなぁー・・・」

「なにゆーてんねん!嫌なんは、一瞬だけやろう~!?誤報を信じて、直接突撃されるんよりましや思うで~!?うはははは!」



げっそりする私を、ヤマトが正論で笑い飛ばした時だった。




ピヨピヨピー♪

「え?」



再び鳴りだす携帯。



「うはははは!ますみちゃんかいな!?」

「うーん、そうかもしれないですね・・・」



強引に切ったので、かけなおしてきたのかもしれない。

そう思って画面を見たけど・・・



「あれ?」



ますみちゃんじゃなかった。