目的の場所に、お目当ての人物はいた。
「おーおひさやん?うははは!」
「昨日、会ったばかりでしょう?」
お昼ご飯を終えたらしい五十嵐ヤマトがいた。
「つーか、お前・・・くつろぎすぎじゃねぇーか。」
目に映ったのは、自前らしいシートの上で、上履きを脱いで寝転がり、ボリボリとお菓子を食べながら、漫画を読んでいた。
〔★そこだけ、くつろぎ空間だった★〕
「ここはオメーの自宅かよ?学校で過ごすスタイルじゃねぇーぞ?」
「うははは!それもそうやな!で!?吉田さんはどないしたんねん!?お昼は吉田さんと♪やなかったんやないんかぁーい??」
「いや、彼女は委員会の仕事に行きましたので・・・」
「うははは!なーるほどぉ~!!よしよし!寂しゅうなったんやなぁ~!?ハグしたろー!うはははは~!!」
「ちょ!?抱きしめなくていいですって!」
「寂しかったんは、否定せんのんかいなぁー!?」
「ぼ、僕は別に~!」
気まずくて顔をそむければ、ヤマトの顔がせまる。
「それでっ!?」
「うるっさ!?大声出して、なにがですか!?」
耳元で叫ぶ相手に、大声を食らった耳を塞ぎながら聞き返せば言われた。
「うはははは!顔や、顔!!凛、その顔どないしたんや~!?」
「・・・・どなたからも、聞いてないんです?」
「うはははは!そないな悪い顔になるっちゅーことは、わしが瑞希はんの店に行かん日でも、凛が行くっちゅう時は、五十嵐ヤマトによる送迎を義務化する必要があるようやなぁ~!?」
「・・・そんなに悪いですか?」
「うはははは!自分の顔が、めっちゃ悪いやんか~!?どないしたー?左の頬が、パンパンやんけー!?カンナはんは、腫れるような殴り方はせーへんけどなぁ~!?」
「カンナさんじゃないからね・・・!!」
(そうか・・・誰も現役メンバーには、言ってないのね。)
〔★初代達は内緒にしてくれていた★〕
それもそか。
(総長が攻撃されたなんて・・・言えないもんね・・・)
〔★隠すだけの理由もあった★〕


