彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「すがちゃんは、それでいいの?友達と遊べないって、つまらないじゃん?」

「・・・・学生時代よりも、学生を終えた人生の方が長いですから。両親も、私のことを思ってよけいに働いてくれてますし・・・」

「親思いの気持ちはわかるけどさ~親の言いなりになりすぎじゃない!?人生の大事なひと時を、勉強だけって・・・・・少しぐらい、反抗期をしてもいいと思うよ!?」

「大丈夫。こうやって、よっちゃんと過ごす時間がありますから。」

「でも!」

「だから、休みの日は遊べないです。ごめんなさい。」

というのは、建前。



(本音は、瑞希お兄ちゃんと一緒に過ごせる時間を優先するためにそう言ってるだけ!)



大好きな人と過ごせる時間が、私に人生にとっては一番大切なひと時なんだから!!



〔★大事な時間は、しっかり確保していた★〕



「休日、ダメなの?」

「・・・うん。」



しつこい相手に、控えめな態度で首を縦に振りながら返事をする。

もっとハッキリ、『無理!!』と言えないこともないけど―――――――――



(『菅原凛』はそういうキャラじゃないからね・・・)



自分では大人しいぐらいに思ってたけど、『周りが評価してる菅原凛』は、『地味で真面目で、周りに合わせる控えめな子』なのよね。



(キャラは守らなければ・・・!地味で控えめにしなければ!!少しでも、凛道蓮のようなふるまいをしてはいけない!!)



〔★凛はマイルールを持っていた★〕



(とにかく瑞希お兄ちゃんと会うからダメ!!)



そう念じながらよっちゃんを見れば、相手は私を見て笑う。



「そっか・・・わかったよ!」



よかった・・・わかってもらえたようね。



「じゃあ、放課後は!?」

「え?」

(放課後?)


「そう!学校が終わってから、寄り道するぐらいの時間はあるよね!?」

「え!?」

「それならいいよね♪」

「ええ!?」

(よくねぇよ!)



何言いだすんだこいつ!?

てか、諦めてないのかよ!?



(意外と食い下がってくるのね、あなた!?)



〔★フレンドは押しが強かった★〕