「なぁ、菅原さん以外で、新学期も頑張ろう会しないか!?」
「いいねぇ~!?カラオケに行っちゃう!?」
「ボウリングがよくない?」
「てか、俺のところのホテルで貸し切りできるけど?」
「え~マジで!?行きたい、行きたい!」
「菅原さん、俺らが嫌いみたいだから、好きな物同士で交流しようぜー!?」
(うぜぇーな・・・!)
しつこいくらい、わざとやってるのはわかってる。
宿題の側に、私を近づけないようにしてることも理解した。
だから、これ以上粘っても意味がないと判断する。
(宿題は、後で確認しよう・・・)
悔しいけど、諦めて席に戻る。
そんな私をニヤニヤしながら見る気持ち悪い奴ら。
こっちの反応を見て楽しんでいるらしい。
何もリアクションがないと、ウザさが増加するので、傷ついたふりをしてうつむいてみた。
下を向いた私の動きに、バカ共はすぐに食いついてきた。
「あれー?菅原さん、どうしたのかなぁー!?」
「泣いてんの~?嘘泣きでしょう!?」
「私らとあわないなら、学校やめればいいのにー?」
こいつらっ・・・・!!
(マジで、『菅原凛』じゃなかった、ぶっ飛ばしてやってるのに・・・!!)
じっとうつむいていれば、誰かが私の頭を殴った。
バシッ!
「痛っ!?」
「あたり~!」
上履きでたたかれたとわかった時、悪意のある声で叩いた男子が言う。
それを見て、手を叩いて笑う他のいじめっ子達。
そんな暴力と侮辱に我慢して、お地蔵様になってやり過ごす。
動きを止めた私の側で、明るい会話は続く。
「じゃあさ、山崎のホテルで決めちゃう!?」
「いいよ、いいよ!新しくしたバイキング、めっちゃ美味いんだぜ?」
「え~!?アルはある系!?」
「駄洒落かよ~」
「昼間から飲んじゃうとか、どんだけダメんず~!?」
法律違反の会話が聞こえてくるが無視。
あまりにも馬鹿な会話に嫌気がさす。
(未成年がお酒を飲むのはアウトでしょう?)
「未成年がお酒を飲むはアウトでしょう?」
私の思いを口にしたのは1人の女子。
「ルノア!?」
それもただの女子じゃない。
渕上ルノアは、私をいじめているいじめっ子のリーダーだった。
〔★諸悪の根源だった★〕


