両親が知らない娘の一面。
私が、私であることが嫌いな理由。
その答えは通っている高校にあった。
「げ!ゴミ原来たじゃん?」
「菅原さん、休むと思ったんだけどな~夏休み明けだろう?」
「マジメ馬鹿は規則正しい生活するんだよ。大穴狙って儲けたぜ!」
「あーあ、1000円損した!」
舌打ちに合わせ、お菓子の空箱が飛んで来た。
「きゃ!」
「へーい!当たった!」
「ぎゃはははは!」
(飛んでくるのはわかってたよんだよ、クズがっ!)
よけると、さらにやられるので、最初の一撃は受けるようにしてる。
下駄箱で靴を履き替えて教室に向かう。
「1-Aのゴミ、学校来てるじゃんか?」
「来ない方に、1000円かけたのによ~」
「あたしも~!マジ菅原死ねばいいのに。」
知らない同級生、あるいは上級生から暴言を吐かれる。そうです。
両親が知らない菅原凛の秘密は――――――
(いじめられっ子であること。)
時々飛んでくる消しゴムやゴミをよけることなく、無抵抗で自分の教室に向かう。
「おはよう~夏休みどうだったー?」
「終わるのが早すぎるよ!始業式サボって帰りたーい!」
「・・・。」
にぎやかな教室に無言で入る。
その瞬間、うるさかった室内が静かになった。
「・・・。」
(新学期早々、これかよ?)
クラスメート全員が私を見てニヤニヤしてる。
少し前まで、一緒にいた子も変な顔で見てる。
それらを気にしないようにして席につく。
私が座ったのに合わせて、また周囲がうるさくなる。
(・・・・・・これもいじめ行為の1つか・・・・)
うるさくなったところで行動に出た。


