彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「なっ!?今度はだれ・・・・あっ!?」

「よお、三下共(さんしたども)。探したぜ?」

「『オメー』は!?」



初めて見る、知らない男の人だった。



(てか、『オメー』ってだけじゃ、誰かわからない・・・・)



助けてくれたから、敵ではないと思うけど・・・



(名前言ってくれなきゃ、わからないよ・・・)



〔★判断する材料としては、情報が少ない★〕



「表に出るのはお前らだけだ。わかってんだろう・・・!?」

「くっ・・・!」

「ちっ!」

「な、なんで、オメーが!?」

「俺もいるぞ?」

「げ!?『テメー』もかよ!?」



そう言って、横から出てきたのは目つきの鋭い男。

こちらも、初めて見る男の人。

私を助けてくれた人と瓦らないぐらいの年頃。



(てか、『テメー』ってだけじゃ・・・誰かわらない・・・)



ピアス3兄弟の反応からして、私の敵ではないと思うけど・・・



(名前をさー・・・言ってくれなきゃわからない・・・)



〔★こちらも、身元を知る情報が少ない★〕



動揺する私に、会長さんが興奮組に近寄ってくる。




「チョコちゃん、チョコちゃん、あの2人組は知り合いか!?」

「いいえ、初対面です。」

「今、警察のフジバラじゃなくて、パトロール隊員の応援呼んだから安心しろよ!」

「そうで―――――え!?警察じゃないんですか!?」

(そこは普通に、110番通報していいんじゃないの!?)



「チョコちゃんはその方が良いだろう?」

「あっ!?・・・そうですね・・・ありがとうございます。」

(危なかった!!バラさん呼ばれると、私が困るわ。)



警察に連れていかれたら身元がバレてしまうもんね。

会長の対応に感謝しつつも、完全に野次馬根性で見ているのもどうかと思う。



〔★ジジイは観戦を楽しんでいた★〕