彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




面倒だったし、答える気もなかったので言った。




「それ、人に物を聞く態度じゃないよね?」




ゆっくりと、ファイティングポーズを取りながら告げた。



「『ふじこ』さんへの悪口は、僕が許さない。」

「チョコちゃん・・・!?」

「やる気かテメー!?」

「イカにも人間以下、タコにもタコ面、ひらめにも平べったいクズ退治、『ふじこ』さんのためなら成敗しましょう、今ここで。」

「ゲホゲホ!こ、こいつ~!!?」

「ムカつくことを、上手いこと言いやがる!!」

「おい、表に出ろ!」

「そうですね。今だったら、まだ逃げ帰っても良いですよ?」

「そういう意味じゃねぇ!お前も来いって言ってんだよ!!」

「断る。」

「このガキ!?」



口ピアスが拳をふりあげる。

振り下ろされたところで、顔めがけて瑠華さんが烈司さんに用意した『インペリアル・フィズ』をかけた。




「えい。」

バシャッ!

「うわっ!?」



不意を突かれて硬直する口ピアス。

本当は瑞希お兄ちゃんの『ウィスキーフロート』がいいけど、それでは瑞希お兄ちゃんが飲めなくなる。

あと、武器にするなら刺激物が入ってる方がいい。

くらえ口ピアス!!

レモンとソーダの炭酸が目に染みるであろう~!?



〔★凛はは瑞希への思いやりと、敵への制裁を同時に行った★〕





「いっ!?いててて!目がぁぁぁ!!?」



すぐにレモンとソーダの刺激でもだえ始める口ピアス。



「バーカ。」

トン!

「なっ!?」



その足元をすくいあげるようにして、口ピアスの足を払った。




「えい。」

「なぁああああ!?」

ガッターン!

「うっわー!?」




私の足技に、あっさりと背中から床にこける口ピアス。



(別に両足を開脚した姿勢で転ばなくてもいいのに・・・)



不愉快だなぁ~



〔★凛の一撃、敵に傷みと見苦しさを与えた★〕