彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




手加減はした。



(一応、急所に・・・みぞおちに、入れてはみたけど・・・)



「ううっ・・・!」



手加減はしたけど、的は外さなかった。

ドンピシャでクリーンヒットした。

なので、様子をうかがう。



「おい、どーしたよ!?やられたふり!?優しいなぁー!」

「迫真の演技だなぁ~!?付き合ってやってんの?『攻撃が利きました~!』みたいに!?」



座り込んでしまった仲間を見て、他の仲間が笑う。



「いいぞー!オーバーリアクション!」

「ははは!冗談はそれぐらいにいろよ~!」

「うっ!うっ!うっ・・・・!」

「・・・おい?」

「どうした?」

「うぐ・・・うう・・・!!」



動かなくなってしまった仲間を見て、馬鹿2人の笑い声が止まった。



「な・・・なんだ?」

「あれ・・・芝居じゃなくないか?」

「演技にしちゃあ、ちょっと・・・・」



どよめく店内で、あの人が言った。



「見たか!!これがうちのチョコちゃんの力だ!!」



(会長さん・・・)



どや顔で、興奮気味におじいさんは言う。




「チョコちゃんはな、ご町内の平和を守るためのパトロール隊員でもあるんだぞ!?わかったか、礼儀が身についてない3匹のクソガキ共!!」

「ちょ、町内の平和!?」

「パトロール隊員だぁ!?」

「な・・・に・・・何者、だよぉ・・・・・・・・!?」



息も絶え絶えに言う耳ピアスの、ガラの悪い男達のリクエストを受けて答えた。




「ご覧の通りです。」

「「「わからねぇから聞いてんだよ!?」」」




〔★答えになっていない★〕