「な!?脅かすなよ、クソジジイ!」
「ただのジジイかよ!」
「ざけんな!ジジイ!!」
「わしがジジイなら、お前らはクソガキだなー!?おい、低レベルのクソガキ!その坊やを怒らせないうちに帰りな。」
「会長さん、ちょっと!」
「この子は、うちの自慢の秘蔵っ子!天下無敵のチョコちゃんだからな~!?」
そう言うと、私の側まできて、得意げに私の肩を抱くおじいさん。
それであからさまに、私を見下す表情になるピアス3兄弟。
「はあ~!?なんだそれ?その弱いガキのどこが天下無敵―??」
「おい!会長って呼ばれてたけど、ボクシングジムの会長かなんかか?」
「だったら、シロートに手を出した方が悪いよな~俺らシロートだぞ、コラ?」
「つーか、こんなちっこいのなら、余裕で勝てるだろう?」
「てか、簡単にぶっ飛ばせるサイズだろう~!?ひゃははは!」
勘違いした男達が私を挑発する。
「おい、ちょっとパンチしてみろよ。」
手のひらを私にかざし、手招きをしてくる耳ピアス。
「打って来いよ、ライト級のおチビちゃ~ん?」
しかも、階級まで勝手に決めつけている。
〔★凛はサイズで判断された★〕
とりあえず、ため息を我慢しながら教えた。
「僕、別にボクシングの選手でも何でもないんですけど?」
「いいからやれよ!怖いのかぁー!?」
「後で苦情言われても困るので、したくないんですけど?」
「するかよ、ばーか!本気でやってみろ、馬鹿ガキ!」
「こいつ倒せたら、その女はカンベンしてやるよ!」
「え?本当ですか?」
そういうことなら話は早い!
「じゃあ、パンチします。」
「チョコちゃん!?」
「彼女をあきらめて帰るなら、相手をしてあげます。」
「なっ!?ダメよ、チョコちゃん!」
私の言葉に、怖い顔で近寄ってくるふじこさんこと瑠華さん。
「やめなさい!相手が悪いわ!」
「え?知り合いですか?」
「違う!違うけど・・・」
そこで初めて、強気の瑠華さんがうろたえる。
ここまでの流れを聞いて、全くの赤の他人ではないと思う。
だけど、瑠華さんの方は男達との関係を強く否定してる。
(何か訳あり?)
険しい顔の彼女を見ていたら肩を叩かれた。


