彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「だ、黙れテメーら!?関係ないだろう!?」

「部外者は引っ込んでろ!」

「邪魔するな!」

「逆でしょう?」

「チョコちゃん!?」



吠える三馬鹿トリオに私は告げた。



「その部外者だらけの場所で、ましてや、みんなで楽しくやってるところを邪魔したのはあなた達3人でしょう?恥の上塗りして、『ながやまぐれいと』さんとやらの顔に泥をぬりますか?」

「て、てめぇ!?」


「そーだそーだ!邪魔はお前らだ!」

「宅配の子いじめて、良い気になるなよ!感じ悪い!」

「マジでそれだ!帰れよ!酒がまずくなる!」

「ムカつくんだよ、お前ら!」



お酒を飲んでいるせいか、お客さん達はガラの悪い男達に対して強気。


「くっ・・・」

「な、なんだよ、これ!?」

「俺らは別に~!」



立場がまずくなるピアス3兄弟達。

それを見て私は思う。




(・・・・三対数十人ってなると・・・・みんながいるからっていう集団心理で、強気になれるんだろうなー・・・)



〔★凛の経験値が上がった★〕



怖そうな相手でも、みんなで団結すれば怖くなくなるんだ・・・と思いながら見ていたら鼻ピアスが叫ぶ。



「ふざけんな!お前のせいだぞ、クソガキ!」

「え?」

「恥かかせやがって!」

「来いよ、コラ!」



怒りの矛先を私にチェンジ。

口々にそう言うと、私へと迫る。




「ガキだからって容赦しねぇぞ!?責任取る覚悟は―――――――!」

「責任取る覚悟が出来てねぇのは、お前らだろう!?いい加減にせんか!!」




大声を出す鼻ピアス以上に、大声を出したのは見覚えのある人。



「会長さん!?」

「相変わらず元気だな、チョコちゃん!ここにも出前に来てるのか!?」
町内会の会長だった。

「か、『会長』だぁ?」

「・・・・どこ組の会長だ?」

「牧口組じゃないよな・・・?」



(・・・そっちの会長を思い浮かべるんだ。)



〔★反社会的組織のボスと認識された★〕



丸山さんを攻撃した馬鹿ガキ達といい、悪質なやつって、会長=893っていう発想しかないのかしら?



「あ・・・あなたは、どこの組の方スか・・・!?」

「組~!?筋もん扱いするなボケ!わしはシロートだ!!」



腕組みしながら言う姿、迫力がある。

だけど、おヤクザさんじゃないと聞いて、ピアス3兄弟は再び悪態をつき始めた。