「このガキ!?なにしやがる!?殺すぞ!?」
「はい、脅迫罪頂きましたぁ~」
「脅迫罪だとぉー!?」
私に言葉をリピートする鼻ピアスに教えてあげた。
「18歳未満の子にそういうこと言うと、脅迫罪が成立しますよ?」
「じゃあ、この店は、18歳のガキを出入りさせてる悪い会員制の店ってことだな~」
「単純な頭で良いですねー?出前に来ただけかもしれないでしょう~?」
「なっ!?」
まいど!とウィンクしながら言えば、ギョッと目を丸くする3馬鹿達。
あくまで例え話だから、ウソは言ってない。
『私は出前サービスの可能性がある』とは言ったけど、『私が出前サービスに来た』とは言ってない。
「いつから出前サービスしてんだよ、ここは!?」
(勝手に誤解してくれて、ありがとう♪)
〔★凛の言葉のディフェンス、敵に有効となった★〕
こうなれば、後はスピード勝負。
一般常識的な正論攻撃で追い詰める。
「VIP限定というところですねーあなた達、本当にVIP?常連さんの名前を勝手に使ってるタカリの可能性がありますねー!?」
「なっ!?だれがー!?」
「そうじゃなきゃ、裏メニュー的なサービス知らないはずないでしょう?」
「「「くっ!?」」」
はったりかませば、言葉に詰まるピアス3兄弟。
その隙をついて、お店の男性スタッフが動いた。
「お客様、お帰り下さい。」
「外までご案内します!」
「お引き取りを!」
数人で3人を取り囲むが、奴らは簡単には動かなかった。
「うるせぇ!金は持ってんだよ!この金が目に入らないのか!」
そう言いながら、鼻ピアスがスーツの内側から何かを取り出す。


