彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「このガキ!?なにしやがる!?殺すぞ!?」

「はい、脅迫罪頂きましたぁ~」

「脅迫罪だとぉー!?」



私に言葉をリピートする鼻ピアスに教えてあげた。



「18歳未満の子にそういうこと言うと、脅迫罪が成立しますよ?」

「じゃあ、この店は、18歳のガキを出入りさせてる悪い会員制の店ってことだな~」

「単純な頭で良いですねー?出前に来ただけかもしれないでしょう~?」

「なっ!?」



まいど!とウィンクしながら言えば、ギョッと目を丸くする3馬鹿達。

あくまで例え話だから、ウソは言ってない。

『私は出前サービスの可能性がある』とは言ったけど、『私が出前サービスに来た』とは言ってない。



「いつから出前サービスしてんだよ、ここは!?」



(勝手に誤解してくれて、ありがとう♪)



〔★凛の言葉のディフェンス、敵に有効となった★〕



こうなれば、後はスピード勝負。

一般常識的な正論攻撃で追い詰める。



「VIP限定というところですねーあなた達、本当にVIP?常連さんの名前を勝手に使ってるタカリの可能性がありますねー!?」

「なっ!?だれがー!?」

「そうじゃなきゃ、裏メニュー的なサービス知らないはずないでしょう?」

「「「くっ!?」」」



はったりかませば、言葉に詰まるピアス3兄弟。

その隙をついて、お店の男性スタッフが動いた。



「お客様、お帰り下さい。」

「外までご案内します!」

「お引き取りを!」



数人で3人を取り囲むが、奴らは簡単には動かなかった。



「うるせぇ!金は持ってんだよ!この金が目に入らないのか!」



そう言いながら、鼻ピアスがスーツの内側から何かを取り出す。