「え!?どうしたのチョコちゃん!?なになに!?」
「あ、あなたのことをセクシーでアダルトな代表者みたいにお兄ちゃんが言ったことです!本当にごめんなさい!!」
「え?」
「いつもは、いつもはあんなお兄ちゃんじゃないんです!!」
そう、私への愛ゆえに~♪って、浮かれちゃダメダメ!ちゃんと改めて謝るのよ、凛!!
「・・・いいのよ、チョコちゃん。もう終わったことだからいいじゃない?」
「よくないです!見た目で誤解されるって、イヤじゃないですか!謝罪されたとはいえ、僕からもお詫びします!」
「・・・大丈夫よ、チョコちゃん。あれは売り言葉に買い言葉言っただけで、お兄さんの本心じゃないでしょう?」
「いつもは!いつもは、あんな口調ではございません!」
「わかってる。お兄さんと話していてわかったわ。お兄さんだけじゃない。みんな、チョコちゃん想いの良いお兄ちゃん達じゃない?」
「る・・・ふじこさん・・・!」
「だから、顔を上げてちょうだい。」
その言葉に合わせ、頭をヨシヨシされる。
思わず顔をあげれば、優しい目をした美女と目が合う。
「チョコちゃんを見てればわかるわよ。みんな、良い人達だって。」
「ふじこさん・・・!」
「うん、その調子よ!お店で本名は、NGね?チョコちゃんに良い人って言われると、本当に良い人に思えて嬉しいわ。」
「何をおっしゃいます!あなたは本当に良い人です!」
「チョコちゃん・・・」
私の頭をなでていた手が止めると、小さくふじこさんがつぶやく。
「『決めつけないでください』かぁ・・・」
「え?」
「さっき、チョコちゃんがお兄さんに言ったセリフよ。あたしのこと、『アダルト』で『セクシー』っていうのが失礼な言い方だって言ったじゃない?それって、チョコちゃん的には、悪い意味だったりするの?」
「え!?あ・・・もしかして、ちがいましたか・・・・・?」
(今更だけど、余計なお世話だった・・・!?)
同級生で、発育のいい友達はみんな、胸が大きいとか、セクシーと言われることを嫌がっていた。
(―――――――でも、みんながみんなそうじゃないという考えもあった。)
逆の考え方をすれば、セクシー路線で売り込んでいる場合、それを否定したことになる。


