「そんな言い方ないだろう!?誰のために、毎日毎日、仕事仕事仕事の激務をしてると思ってるんだ!?凛とお前のためだろう!?」
「私も仕事をしてるじゃない!?家事もほとんどしてるのよ!?凛の面倒だって私よ!?あなたは仕事仕事仕事だけじゃない!?」
「嫌味か!?だいたい、中学受験が成功してれば、こんなにお金はかからなかったぞ!?お前が受験直前に変なことをするから、凛だって困ったんだぞ!?そうだよな、凛!?」
「逆よ!進路変更することで、無駄な教育費を削減したの!中学校で楽した分、凛も余裕を持ってあゆみが丘学園に入れたんだから!そうよね、凛!?」
「やめてよ、2人共・・・・!」
いい加減聞き飽きたので、もめる両親へ『悲しい声』を出しながら言った。
「お父さん、お母さん、私のために喧嘩しないで!2人共大事だから、そんなこと言われたら選べない!!選べないよ・・・」
「凛、今は感情論の話じゃない。ハッキリ言いなさい!」
「そうよ!どっちが正しいか、わかるでしょう?」
「・・・わかってるよ。お父さんとお母さんが、私のために頑張ってくれてるってわかってるから、私も勉強を頑張れてる。お父さんが私のために無理をして、お母さんが私のために我慢してくれてるから、私は幸せなんだってわかってる。」
「無理って・・・」
「我慢なんて!そんなこと・・・」
「本当に両親に恵まれていて、私はいつも感謝してる。だけど・・・・私が原因で、喧嘩をしてしまうが・・・・すごく悲しい。ちゃんと、結果を出すからもう怒らないで・・・?」
「か、悲しいって、凛・・・」
「あ・・・怒ってない、もう怒ってないから。ごめんね、凛。ごめんね・・・!」
私の優等生発言で、両親の怒りは沈下する。
そこを狙ってホッとした顔をする。
「よかった!いつもありがとう!大好きだよ、お父さん、お母さん。」
明るく言えば、2人は気まずそうに笑う。


