「失礼ですよ、その言い方!?」
「な、なにがだよ、凛!?」
「考えればわかることじゃないですか!?」
私がカンナさんとカップルじゃないことなんて!!
私もだけど――――――
「カンナさんもですが、る・・・『ふじこ』お姉さんに対しても、そんな言い方しないで下さい!」
「チョコちゃん。」
「お兄ちゃんが、僕を心配していってくれてるのは嬉しいですが・・・『ふじこ』さん、本当に良い人なんです。見た目で決めつけられるのはどれだけ嫌か、瑞希お兄ちゃんが一番わかってるでしょう・・・!?」
「あ・・・」
それで瑞希お兄ちゃんが、しまったという顔をする。
「・・・・悪かった、凛。」
「僕に謝らないでください!わかって下さったのなら、『ふじこ』さんに謝って下さいよ!見た目がセクシーだからって、必ずしもセクシーカテゴリーとは限りません。乙女チックという可能性もあるんですよ?」
「え!?そうなのか!?」
「お、乙女チックって、チョコちゃん・・・」
「いや、悪かった!『ふじこ』ちゃん・・・すまない。決めつけて、言いすぎた・・・。申し訳ない。」
「・・・いいえ、いいんですよ。実際、アダルトカテゴリーで売ってますから。セクシーな方が男受けしますので。」
真面目に誤る瑞希お兄ちゃんに、にこやかに言うふじこさん。
「ところで、グラスが空っぽみたいですが・・・新しくオーダーを取りましょうか?」
「な!?オメーらいつの間に飲んだんだよ!?」
「瑞希達のお話を聞きながら~」
「見ながら~」
「鑑賞しながら。」
「酒のつまみに良かったぜぇ~わはははは!!」
「自由だな、オイ!?わりぃ、ふじこちゃん!オーダー頼む!」
そう言うと、再び一気飲みする瑞希お兄ちゃん。


