瑠華さんの魔法の言葉(!?)のおかげで、瑞希お兄ちゃんの態度はやわらかくなった。
「と、とにかく!あんまり、気軽に『名刺』はバラまかない方が良いぞ?わかるよな?」
「はい、気をつけます。」
終始笑顔の瑠華さんと、照れ顔の瑞希お兄ちゃんと、それを見守る私達。
(瑞希お兄ちゃんの照れ顔を見れるのは嬉しいけど・・・なんか、胸がチクチクする。)
他のみんな・・・烈司さんと百鬼はニヤニヤしてて、獅子島さんとモニカちゃんはあきれ顔だった。
もちろんみんな、グラスはしっかりカラにしていた。
「チョコちゃんは・・・今は無理だけど、お兄さん達にはこれからも遊びに来てほしいわ。」
「あ、そりゃあ無理だ。」
ふじこさんの甘い言葉を、瑞希お兄ちゃんが即答で断る。
「今夜もおためしで来ただけだ。凛も俺も硬派だから、女の子の店はカンベンな?」
「つまり、お兄さんのあなたが遊びに来てる時に、弟のチョコちゃんと鉢合わせするのはまずいってことかしら?」
「だれが皇助・・・ツレみたいな心配するかよ!?弟には、純粋に育ってほしいんだよ!」
「それって、あたしとの付き合いは、汚れるからしない方が良いってことかしら?」
「ふじこちゃんが男のあしらい方が上手いのはわかった。だからこそ、初心なこいつがマジになったら洒落になんねぇー!彼女いるのによ!」
「え?チョコちゃん、彼女持ちなの?」
「ええ!?いませんよ!?何言ってるのお兄ちゃん!?ってか、カンナさんは僕の彼女じゃなーい!!」
「凛にはお姉様系よりも、姐御系がちょうどいいんだよ!アダルトでセクシーなのよりも、不器用なヤンデレ娘でいいだろう!?」
「き、決めつけないでください!!」
瑞希お兄ちゃんの言い方に、なんとなくカチンときてしまった。


