彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




瑠華さんの魔法の言葉(!?)のおかげで、瑞希お兄ちゃんの態度はやわらかくなった。



「と、とにかく!あんまり、気軽に『名刺』はバラまかない方が良いぞ?わかるよな?」

「はい、気をつけます。」



終始笑顔の瑠華さんと、照れ顔の瑞希お兄ちゃんと、それを見守る私達。




(瑞希お兄ちゃんの照れ顔を見れるのは嬉しいけど・・・なんか、胸がチクチクする。)




他のみんな・・・烈司さんと百鬼はニヤニヤしてて、獅子島さんとモニカちゃんはあきれ顔だった。

もちろんみんな、グラスはしっかりカラにしていた。



「チョコちゃんは・・・今は無理だけど、お兄さん達にはこれからも遊びに来てほしいわ。」

「あ、そりゃあ無理だ。」



ふじこさんの甘い言葉を、瑞希お兄ちゃんが即答で断る。



「今夜もおためしで来ただけだ。凛も俺も硬派だから、女の子の店はカンベンな?」

「つまり、お兄さんのあなたが遊びに来てる時に、弟のチョコちゃんと鉢合わせするのはまずいってことかしら?」

「だれが皇助・・・ツレみたいな心配するかよ!?弟には、純粋に育ってほしいんだよ!」

「それって、あたしとの付き合いは、汚れるからしない方が良いってことかしら?」

「ふじこちゃんが男のあしらい方が上手いのはわかった。だからこそ、初心なこいつがマジになったら洒落になんねぇー!彼女いるのによ!」

「え?チョコちゃん、彼女持ちなの?」

「ええ!?いませんよ!?何言ってるのお兄ちゃん!?ってか、カンナさんは僕の彼女じゃなーい!!」

「凛にはお姉様系よりも、姐御系がちょうどいいんだよ!アダルトでセクシーなのよりも、不器用なヤンデレ娘でいいだろう!?」


「き、決めつけないでください!!」



瑞希お兄ちゃんの言い方に、なんとなくカチンときてしまった。