彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「凛ちゃんのためにも、君が未成年なのは知らなかったままにしよう!」

「いやですわぁ~あたし、18歳以上ですよ~?」

「ごまかさなくていいよ!ガールズバーをする子の中には、アルコールのおねだりドリンクを、ノンアルコールで偽装して飲めるように頼む子がいるのはわかってる!だが今は、そこが問題じゃないからいい!」



そこまで言い切ると、真面目な顔でモニカちゃんはふじこさんに言った。



「君は凛ちゃんを、チョコちゃんのこと、どう思ってるのだ!!?」

「モニカちゃん!?」



男モードで問うモニカちゃんに、ふじこさんが色っぽい声で答える。



「どうって~すごく良い子だから大好きですよぉ?チョコちゃんはふじこお姉さんのこと、好きなのかなぁ-?」

「え!?は、はい・・・ふじこさん、良い方だと思ってますので~」

「あら♪じゃあ2人は両思いだから~今夜からお付き合いしようか?」

「えっ!?えええ!?」

「おいおい!困るな~フジコちゃん!凛ちゃんは純粋だからさ~あまり、からかわないでもらいたいんだよ。」

「あら、厳しいですね?それとも、あたしがあなたにとっては、失格ラインなのかしら?あたし、そんなに悪い女かなぁ~チョコちゃん?」

「そんなことないです!る・・・『ふじこ』さん、良い人です!誤解ですよ、モニカちゃん!」

「り、凛ちゃん!?」

「よかったぁ~チョコちゃんに、悪い女って言われたらどうしようかと思ったわぁ~」

「言いませんよ!ふじこさんは優しいです。」

「ちょっと凛ちゃん!?」

「落ち着け、モニカ!」

「凛たんが天然なのを忘れたか?」



声を荒げるモニカちゃんを、瑞希お兄ちゃんと烈司さんとなだめる。



「て、天然だとしても~あんまりだ、凛ちゃん!」

「え?なにがです??」

「うっ・・・な、なんでもないわよ・・・!」



どうしたのかと首を傾げれば、モニカちゃんに恨めしそうな目で見られた。

てか、言葉遣いがオネェさんに戻ってる。



(モニカちゃん、大丈夫かな・・・?)



〔★天然は時に残酷だ★〕