「ふふふ、間接キスなんて、恥ずかしくてできませーん。間接キスなんて♪だから、飲んじゃいました♪」
「なにー!!?」
(もっともらしい理由キタ―――――――!)
私も、百鬼と間接キスは嫌だ!
て、そうじゃなかった!そうじゃなかったよ!
(本当の理由を、別の理由で誤魔化してるよ!このお姉さんは!)
〔★相手が1枚上手だった★〕
「言いがかりはダメですよ~?間接キス狙いで、そういうこというお客さん多いんですよねぇ~キャストへのドリンクの味見は、お店のルールで禁止なんですよ~?」
満面の笑顔で、申し訳なさそうにからのグラスを見せるが、こちらも目が笑ってない。
「ふん・・・なかなかいい根性してるじゃないか?」
「え~よくわかりませんけど、褒められるのかしら?ありがとうございますぅ~!」
見えない火花、確実に2人の間で散ってると思えた。
〔★あきらかな確執がある★〕
「わははははは!!伊織どころか、俺様達相手に肝が据わってんじゃねぇーか!!さすが人気ナンバーワン!1番の売れっ子が酒飲めねぇなんざ、店的には損失デカいからなー!?」
「え!?ナンバーワン!?」
「壁を見てみろ、馬鹿者。」
「あ・・・。」
そう言った獅子島さんの視線の先を見れば、当店の人気ガール・堂々の一位に顔写真入りの『ふじこ』が掲載されていた。
「すごいですね、瑠華さん!1番人気なんですね!?」
「『ふじこ』よ、チョコちゃん?」
「あ、すみません!『ふじこ』さん!」
「だーめ、許してあげない。」
「ええ!?」
「『ふじこ』って、言い慣れるまで、あたしとおしゃべりしてくれたら、許してあげる。」
「え?それでいいのですか?でしたら、喜んで~」
「話す前に!!話題を変えてごまかす前に!!俺からもフジコちゃんに話がある!!」
「モ、モニカちゃん!?」
選手交代で話に入ってきたのは、『美形の男』を演じているオネェさん。


