彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「お前な~俺はいいから、しっかり食べろ。」

「お兄ちゃんも食べて!」

「だからいいって。」

「お兄ちゃんも!」

「たく、しかたねぇーなぁー」



くすっと笑うと、大きく口を開ける瑞希お兄ちゃん。



「あーん。」

「はい、あーん♪」



私はそれが嬉しくて、彼の口の中に、手にしていた肉付きの剣を差し入れた。



「うん、うまい!」

「よかったー♪」

「ホント、仲良しね~ところで・・・マスクしたまま食べるのって、食べにくくない?はずさないの?」

「え!?いや、その・・・」



瑠華さんの指摘に動揺。

確かに、他の人から見れば怪しいかもしれないけど~



「こいつの個性なんだ。」

「お兄ちゃん!?」



返事を考えていれば、大好きなお方がフォローして下さった。



「気になるかも知んねぇーけど、食べにくけりゃ、自分で考えて外すと思うんで気にしないでくれ。」

「それもそうですわね~本当に弟さん思いで優しいですね~チョコちゃん、お兄さんに大事にされてるわね?」

「は、はい!」

「ふじこちゃんのお察しの通り、俺はブラコンなもんでね。」



(ブラコンなんてっ!!)



真顔で堂々と宣言して下さる瑞希お兄ちゃんに、ハートを射抜かれた。

そんな自然に、特別扱い発言されるなんて・・・幸せ!!



〔★瑞希トーク、凛の幸福度が7上がった★〕



「ほら、凛!もっと食べろ!遠慮しないで食べろよ?」

「い、いえ!僕だけ食べるのは申し訳ないです!こんなにたくさんあるのですから、皆で分けましょうよ?」

「凛は優しいなぁ~そんじゃ、オメーらも食え!ほらほら!」



ニコニコうなずきながらおっしゃると、私用にと注文して下さったローストビーフのお皿を持ち上げる瑞希お兄ちゃん。

烈司さん達にも声をかける。