彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「み、瑞希おー?」

「デレデレすんなよっ・・・!?」

「してないですよぉー!?」



怖い顔で、大変心外なことを言われて傷つく。



「まぁまぁ!喧嘩はそこまでにして~乾杯しましょう?ねぇ、みなさん?」


「ハハハ・・・そうだねぇ~ふじこちゃん。俺ら、ふじこちゃんとおしゃべりするのが目的で来たんだからなぁ~」



あざとく、可愛く笑うけど、膝に置いてるコブシがボキボキ鳴ってる瑞希お兄ちゃん。




「それな♪こんな美女とお話できると思うと、緊張しちゃうなぁ~♪」



甘くささやき、ニヒルな笑みを浮かべてるけど、灰皿に入れた煙草を原形をとどめることなくつぶしてる烈司さん。




「凛ちゃんから話を聞いて、ずっと語り合いたいと思っていたんだよ。嬉しいなぁ!」



ニコニコしてるけど、口元から歯ぎしりするような音を出すモニカちゃん。




「ここは無礼講で、腹を割って話し合いをしようじゃないか、ふじこ君?」



絶対に、作り笑い、怒ってる笑顔としか思えない獅子島さん。




「わははははは!!!」



百鬼はいつもと変わらず。





「まぁ~みなさん、お話が好きみたいでよかったぁ~チョコちゃんにリクエストしたかいがありましたわ~♪」



そんな男達におびえることなく、明るい声でグラスを持つふじこさん。




「それでは、今夜の出会いに感謝して~かんぱーい♪」

「「「「かんぱーい!」」」」

「わはははは!」

「・・・。」





カチャン!チャン、チャン、チャン、チャン、チャーン!



グラスがぶつかり合う音が、第二ラウンドを知らせるゴングのように聞こえた。



〔★試合だけでなく、勝負も始まった★〕