彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




ピリピリとした空気の中、なごやかな口調で瑠華さんは言った。



「そういえば、まだ、お名前うかがってませんでしたね~なんてお呼びしましょうかぁ~?」

「俺は真田。オメーら自己紹介しろ。」

「へいへい。俺、真田の幼馴染の烈司でーす。」

「同じく、モニカ。」

「伊織だ。」

「わははははは!!王様よぉー!!」

「すんません。最後の奴は皇助です。バカって呼べばいいですから。」

「じゃあ、間をとって、『おーさん』にしますね。チョコちゃんはチョコちゃんのままでいいかなぁー?」

「は、はい、僕は大丈夫です。」

「わはははは!!その切り返しがたまんねぇー!!惚れたぜ!!」



百鬼の発言に動じることなくかわすところ、やっぱりただものじゃないと思う。



〔★扱い方の見極めが早かった★〕



「お待たせしました~ご注文の品々です~」



ここでタイミングよく、飲み物と食べ物を持ってきたのは先ほどのスリムなキャストさんと数人の女の子達。



「はい、可愛いお客様~どーぞ♪」

「あ、ありがとうございます。」



私の前に、剣の形のステックが刺さったローストビーフとミックスナッツのお皿を置いてくれるスリムなキャストさん。

お礼を言えば、キャハハと楽しそうに笑う。



「かぁーわぁいい♪」

「え、あの・・・」



お世辞だと思うけど、返事に困る。



「こら、あたしのお客さんを困らせないで!」

「あーん、ごめんなさーい、ふじこさぁん~ご注文、以上でよろしいでしょうかぁ?」



他の女の子は立ち去る中、1人確認のために残ったのはバーメイドと教えてもらったスリムなお姉さん。



「そうねぇ~」



これにふじこさんが、考えるそぶりをしてから私を見る。