彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「へえ~バーメイドって呼ぶのは知らなかったなぁ~ふじこちゃん、物知りだな~?そう思うよなぁ、凛?」

「え!?は、はい・・・」

「あら、褒められた?嬉しぃ~♪でも、お兄さんの方が物知りですよぉ~特にチョコちゃんのお兄さんは食前酒を頼まれたんですからぁ~マナーがある方ですわね~ねぇ、チョコちゃん?」

「え!?は、はい・・・」

「ハハハ!ふじこちゃん、すっかりうちの子を気に入ってくれたみたいで・・・!」

「うふふ!お兄さんこそ、すっごくチョコちゃんを溺愛してるみたいですね~」

「そりゃもちろん!」

「こちらこそ♪」

「ははは・・・あーはっはっはっはっはっ!」

「ほほほ・・・おーほっほっほっほっほっ!」



高らかに笑いながらも、見えない火花を散らす瑞希お兄ちゃんとふじこさん。



「・・・。」

(き、聞きにくくなってしまった・・・・・)



両者からの問いかけに、公平に答えつつも、自分からの問いかけはあきらめた方がいいと悟る。



(この分だと、『ブルームーン』と『ブラッドメアリー』と『クロンダイク・ハイボール』と『エル・ディアブロ』のカクテル言葉の意味も聞けない・・・・!)



先ほど教えてもらったレディキラーの中にはなかったカクテル達。



(全部意味がわからないカクテルだけども!!)


なんとなくだけど、戦いの火ぶたが切って落とされたような気がした。




〔★『ブルームーン』のカクテル言葉、『できない相談』だ★〕
〔★『ブラッドメアリー』のカクテル言葉、『断固として勝つ』だ★〕
〔★『クロンダイク・ハイボール』のカクテル言葉、『本音と建て前』だ★〕
〔★『エル・ディアブロ』のカクテル言葉、『気をつけて』だ★〕