「へえ~バーメイドって呼ぶのは知らなかったなぁ~ふじこちゃん、物知りだな~?そう思うよなぁ、凛?」
「え!?は、はい・・・」
「あら、褒められた?嬉しぃ~♪でも、お兄さんの方が物知りですよぉ~特にチョコちゃんのお兄さんは食前酒を頼まれたんですからぁ~マナーがある方ですわね~ねぇ、チョコちゃん?」
「え!?は、はい・・・」
「ハハハ!ふじこちゃん、すっかりうちの子を気に入ってくれたみたいで・・・!」
「うふふ!お兄さんこそ、すっごくチョコちゃんを溺愛してるみたいですね~」
「そりゃもちろん!」
「こちらこそ♪」
「ははは・・・あーはっはっはっはっはっ!」
「ほほほ・・・おーほっほっほっほっほっ!」
高らかに笑いながらも、見えない火花を散らす瑞希お兄ちゃんとふじこさん。
「・・・。」
(き、聞きにくくなってしまった・・・・・)
両者からの問いかけに、公平に答えつつも、自分からの問いかけはあきらめた方がいいと悟る。
(この分だと、『ブルームーン』と『ブラッドメアリー』と『クロンダイク・ハイボール』と『エル・ディアブロ』のカクテル言葉の意味も聞けない・・・・!)
先ほど教えてもらったレディキラーの中にはなかったカクテル達。
(全部意味がわからないカクテルだけども!!)
なんとなくだけど、戦いの火ぶたが切って落とされたような気がした。
〔★『ブルームーン』のカクテル言葉、『できない相談』だ★〕
〔★『ブラッドメアリー』のカクテル言葉、『断固として勝つ』だ★〕
〔★『クロンダイク・ハイボール』のカクテル言葉、『本音と建て前』だ★〕
〔★『エル・ディアブロ』のカクテル言葉、『気をつけて』だ★〕


