彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「ありがとうございます~♪お腹すいてたから嬉しいわぁ~よかったわねぇ~チョコちゃん?」

「は、はい・・・」

(瑞希お兄ちゃんの表情は、よくないけどね・・・)


そんな瑞希お兄ちゃんも好きだけどね♪



「ハハハ・・・うちの弟をダシに使わない下さいよ~」



笑顔で言ってるけど、やっぱりなんか怒ってる感じがする。



「瑞希の言う通りだよな~言いたいことはこっちに言ってね?」

「メインは俺達なわけだしさ~」

「大人同士のおしゃべりといこうじゃないか?」

「わははははは!!」


(心なしか、瑞希お兄ちゃん以外も怒ってるような・・・)



てか、この反応は、まさか――――――――――




(・・・・・・・瑠華さん、『カクテル言葉の存在』について知ってる・・・?)




お兄ちゃん達の態度が変わったのは、瑠華さんが『ふじこ』として『アルコールドリンク』を頼んでからだ。

『シャンディーガフ』って、言ってからだけど――――――――



(カクテル言葉がわからなーい!!)

どんな意味なの、『シャンディーガフ』!?

瑞希お兄ちゃん達を戦闘モードにするぐらいだから、きっとよくないものだと思いますけど!!




〔★『シャンディーガフ』のカクテル言葉は『無駄なこと』、凛の予想は的中している★〕





「ご注文、以上でよろしいですか~?」



こちらの修羅場を気にすることなく、オーダー確認をするふじこさんのスリムな同僚さん。



「ちょっと待った!」

「瑞希お兄ちゃん!?」



待てと言ったのは、私の隣にいる好きな人。

彼はふじこさんのスリムな同僚さんを引き留めると、自分の分のウーロン茶をグビッ!と、一気飲みした。

喉を鳴らして飲む姿がなんとも―――――――!!



「お・・・おっとこらしぃ~瑞希お兄ちゃ~ん♪」

「サンキューブラザー!」



私の声のつぶやきにも、しっかり拾って答えて下さる大好きなお方。

よしよし♪と私の頭をなでてから、瑞希お兄ちゃんは言った。