彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




優しいお気遣いに惚れ直しながら、私も首を横に振りながら答える。



「ないです。大丈夫です、お兄ちゃん。」

「そっか。オメーらは?」



私へお声がけした後で、他の皆さんへも確認をとる元・総長。



「俺もないない♪」

「俺もないよ。」

「ないな。」

「わははは!あるぜぇ!!ふじこのスリーサイズはー!?その巨乳は間違いなく、サイズG―――――――!」


「「「「やめろボケ!」」」」



バシ!バシ!バシ!ドゴン!



「いってー!!?」



再び、欲望丸出し発言をした百鬼に、瑞希お兄ちゃんと烈司さんとモニカちゃんの叩き(はたき)と、獅子島さんのハードカバーの本の角が、その頭部に落ちた。



(うわぁ~本当に痛そう・・・)

てか、獅子島さん・・・一体どこから本を出しているのですか?



〔★皇助へ再制裁、凛は野獣の心配よりも伊織の武器の出所が気になっている★〕



「マジでなにすんだテメーら!!」

「うるせぇボケカス間抜けのドアホ!!すんません、ドスケベなもんで!!」

「おほほほ~大丈夫ですよ。何かわからないことがありましたら、そのつど、きいてくださいね?それじゃあオーダー、お願いしまーす!」



慣れたように答えながら、手をあげて呼びかけるふじこさん。

それに応じるように、さっきのスリムなお姉さんがやってきた。



「はいはーい!ご注文は?」

「みなさん、どうぞ♪」

「いやいや、まだの飲み物残ってるから、ふじこちゃんが頼みな?さっき言った通り、ウーロン茶と自分の好きな酒、頼んでくれよ。」

「わはははは!!なんなら、俺らをイメージした酒とかでいいぜ~!?」

「黙ってろドスケベ!!」

「まぁいいんですかぁ~すみません♪」



瑞希お兄ちゃんと百鬼のやり取りに明るく答えるふじこさん。



「それじゃあ~ウーロン茶を1杯と~」



瑞希お兄ちゃんの勧めに応じる形で、ニコニコしながら言った。





「『シャンディーガフ』を1杯お願いしまーす。」

「え?」

「「「「「『シャンディーガフ』・・・!」」」」」





ふじこさんが頼んだのは、ウーロン茶と初めて聞く名前のドリンク。



「『シャンディーガフ』・・・??」

(って、どんな飲み物だろう??)



思わず聞き返せば、私を見ながらふじこさんが教えてくれた。