「当店のスタッフである女の子、キャスト達は、全員がアルコールカクテルを作れます。キャストの中には、バーテンダーの資格を持つ子もおり、そういう子達は、基本的にカウンター席でのみ接客をします。また、お酒が飲めない子は丸テーブルのみの接客となります。」
「え!?」
お酒が飲めない子は丸テーブルのみって・・・
ここが、そうだよね?
(つまり瑠華さんは――――――!?)
「瑠華さん、お酒が飲めないのですか!?」
「ふ・じ・こ、でしょう?チョコちゃ~ん?」
「すみません、ふじこさん!」
呼びなおしてから、ふじこさんに改めて聞く。
「ふじこさん、お酒が飲めないのですか!?」
「飲めるわよ♪」
「あれ!?じゃあ、なぜ丸テーブルに??」
「それをこれから説明するのよ~せっかちさん?話は最後まで話を聞いてね?」
「あっ、す、すみません!」
「ふふふ~いいのよ。お酒を飲めない子は、丸テーブルのみでの接客と固定されてますが、飲める子はカウンター席、丸テーブルを自由に行き来できます。ふじこお姉さんは、それなのよ?」
「なるほど!自由に選択できるんですね?」
「正解♪一応、本格的なバーのお酒を飲みたい人、作ってるのを見ながら飲みたい人が、カウンター席を利用するのよ。丸テーブルは、飲めないキャストの固定席であるのはもちろん、初めてのお客様用の席であり、キャストから『名刺』を受け取ったお客様用の席として使われてまーす。」
「あ・・・僕ら、両方当てはまりますね?」
「両方っていうお客様、お店的にも、私的にも初めてなんだけど♪ふふふ♪」
「そうなのですか!?」
「そうよ♪だからすっごく、ワクワクしてるの♪あと、カウンター席が空いてない、お店が込んできて席が空いてないってなった時には、カウンターも丸テーブルも関係なく座ってもらうことになるので、臨機応変でよろしくね?常連の方々は、自由に好きに選んで座ってるけどね♪説明は以上です。わからないことありますか~?」
「ないっすね。凛、あるか?」
ふじこさんの問いに瑞希お兄ちゃんが首を横に振り、私へと確認をとって下さる。


