彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「当店のスタッフである女の子、キャスト達は、全員がアルコールカクテルを作れます。キャストの中には、バーテンダーの資格を持つ子もおり、そういう子達は、基本的にカウンター席でのみ接客をします。また、お酒が飲めない子は丸テーブルのみの接客となります。」

「え!?」

お酒が飲めない子は丸テーブルのみって・・・

ここが、そうだよね?

(つまり瑠華さんは――――――!?)



「瑠華さん、お酒が飲めないのですか!?」

「ふ・じ・こ、でしょう?チョコちゃ~ん?」

「すみません、ふじこさん!」



呼びなおしてから、ふじこさんに改めて聞く。



「ふじこさん、お酒が飲めないのですか!?」

「飲めるわよ♪」

「あれ!?じゃあ、なぜ丸テーブルに??」

「それをこれから説明するのよ~せっかちさん?話は最後まで話を聞いてね?」

「あっ、す、すみません!」

「ふふふ~いいのよ。お酒を飲めない子は、丸テーブルのみでの接客と固定されてますが、飲める子はカウンター席、丸テーブルを自由に行き来できます。ふじこお姉さんは、それなのよ?」

「なるほど!自由に選択できるんですね?」

「正解♪一応、本格的なバーのお酒を飲みたい人、作ってるのを見ながら飲みたい人が、カウンター席を利用するのよ。丸テーブルは、飲めないキャストの固定席であるのはもちろん、初めてのお客様用の席であり、キャストから『名刺』を受け取ったお客様用の席として使われてまーす。」

「あ・・・僕ら、両方当てはまりますね?」

「両方っていうお客様、お店的にも、私的にも初めてなんだけど♪ふふふ♪」

「そうなのですか!?」

「そうよ♪だからすっごく、ワクワクしてるの♪あと、カウンター席が空いてない、お店が込んできて席が空いてないってなった時には、カウンターも丸テーブルも関係なく座ってもらうことになるので、臨機応変でよろしくね?常連の方々は、自由に好きに選んで座ってるけどね♪説明は以上です。わからないことありますか~?」

「ないっすね。凛、あるか?」



ふじこさんの問いに瑞希お兄ちゃんが首を横に振り、私へと確認をとって下さる。