「待て待て待て!それなら俺だって負けねぇーぞ!?凛たんは瑞希を~」
「あたしだってまだまだ言えるわよぉ~!凛ちゃんはみーちゃんを~」
「モニカ、また女言葉に戻ってるぞ?凛道を語るにしても、少し落ち着かんか。」
「あん!やだぁ~ん、じゃなくて!しまった!俺としたことが・・・!」
「わはははは!無理すんなよ~!」
「凛ちゃんへの愛に、無理などない!凛ちゃん、改めて聞いてくれ!真田瑞希愛を!」
「こらこら、瑞希愛を語るのは俺だっての!俺が幼馴染で付き合いがナンバーワンなんだぞ~?」
「フン、出会いの長さが愛の長さとは限らん。要点を抑えていればいいだけの話だ。」
「わはははは!!ケンカなら俺様も混ぜろや~!」
「何の勝負してんだオメーらは!?」
「瑞希お兄ちゃんへの愛について語ってます!」
「やめろ!!恥ずかしいからやめろよ!?目立つマネすんな!凛も自己申告しなくてもわかってるっての!俺が愛されてるのはわかってるって!」
「わあ~伝わってて嬉しいですぅ~瑞希お兄ちゃん♪」
〔★瑞希の自覚、凛を満足させた★〕
「烈司も、オメーらも、俺のは話はやめ!しゃべるなや!おとなしくしてろ!」
「へいへい、わかりましたよ~じゃあ、瑞希愛を語る会は、解散解さーん!」
「てか、別に、みーちゃんのために言ってたんじゃないんだけどな~メイン凛ちゃんだからよ。」
「瑞希は凛道のおまけにすぎん。」
「わはははは!自意識過剰のかまってちゃんかぁ~!?みずきぃ~!?」
「そんなこと言わないでください!瑞希お兄ちゃんは尊いのです!!」
「「「わかってる、わかってる♪」」」
「可愛い弟だなぁ瑞希ぃ~!!?わははははは!」
「だまれって言ってんだろう、オメーら!!?凛!オメーも静かにしてろ!オメーはおとなしく、ウーロン茶にストローさして飲んでなさい!」
「はーい、いただきまーす!」
シルキロールの下から、ストローを口に含む。
そのまま吸い上げれば、冷たい液体が口へ喉へ、全身へと伝わる。
「お兄ちゃん、美味しいでーす!」
「おう・・・俺もしゃべりすぎて喉からからだぜ・・・!」
そんなやり取りをしていたら、ふと視線を感じた。


