「ナイスツッコミや、凛!今度は合格やで、合格!!うははは!」
「何が合格ですかっ!?はぁーあ・・・・朝ご飯できないって・・・わかっててしたでしょう・・・!?」
「うははは!」
僕の問いに、笑ってごまかす親友にため息が出る。
呆れよりも、嘆きに近い気持ちで伝える。
「もう・・・惑わすようなことしないでくださいよ・・・。」
「いやーすまんすまん!せやけど、みんながサボる時に、わしらだけ学校って割に合わへんやろう!?」
「大丈夫です。ヤマトがガレージにこもってる間に、全員学校に行くと約束しましたから。」
「うははは!ホンマか!?暴走族のヤンキーが何してんねん!?ウケるー!!」
「僕だって・・・・・『凛道蓮』だけで良いなら、学校なんか行かない・・・・」
「わしがからかいすぎたわ。ごめんな。」
「・・・・いいえ。」
静かな声でヤマトが詫びてきた。
彼は、僕の言葉の意味をわかっている。
わかっているからこそ、協力してくれる。
ヤマトだけが、友達の中で唯一、本当の僕の秘密を知っているから。
「はようせんと、朝ご飯弁当を食べるのと『変身する時間』がなくなるわ~!」
「食べたいですけど・・・朝ご飯のお弁当は食べません。僕の分は、ヤマトの家の冷蔵庫に入れておいて下さい。後で、『学校が終わってから』食べます・・・。」
「うははは!!そやったなぁー!お家で朝ご飯用意してんのやったなぁー!?ほな、変身はー!?家族が起きる前に家に入らにゃあかんのんやろうー!?」
「大丈夫です。見つかっても怪しまれないように、朝のジョギングに出かけて帰ってきたという設定にしてますから。」
「うはははは!ええなぁーそれ!?ほんま凛は、いろいろ思いつくなぁ~!?」
「考えますとも。」
陽気な関西人に伝える。


