「す、すみません。いつもとは・・・違った意味で素敵でしたので。」
「そうだな~凛♪言葉遣い1つで、印象変わるもんなー?」
なぁ~?と、子犬か子猫でもなでるように、私をなでながらフォローしてくる瑞希お兄ちゃん。
とたんに、みけんにシワをよせるモニカちゃん。
「だから!仲良しアピールしなくていい!」
「別に俺ら、おめーに迷惑はかけてねぇーだろう、モニカ?」
(俺らだって!!きゃあ~~~!!!)
好きな人の言葉に歓喜する私と、
「イメトレに集中できないんだよ!!」
不機嫌さをヒートアップするモニカお兄さん。
〔★温度差がある★〕
「ただでさえ、完璧なイケメン男子として立ち振る舞わなきゃいけないから、凛ちゃんとのイチャイチャを我慢している俺に!ストレスを与えるなっての・・・!!」
「モニカの言う通りだぜ~お2人さん?絆ゲージ上げるのは良いけどよ、場所考えて~!俺も凛たんと、ウフフキャッキャッしたいの我慢してるんだからさ~?」
「わははは!!俺様もだぜー!!凛助とバトルしてぇのを我慢してる!!」
「お前は戦えれば、凛道でなくても誰でもいいのだろう、皇助?勉強なら、いつでもマンツーマンで見てやるぞ、凛道。」
「ずるいぞ、伊織!俺はマンツーマンで、凛ちゃんのファッションとコーディネートと家事全般を見る!」
「それなら、毎日烈司さんが、凛たんを占ってあげるぜ!お守りとグッズのおまけつきで!」
「俺様はケンカのイロハを教えてやるぜ!不良の半殺し方、半グレの半殺し方、族の半殺し方、やくざの半殺し方、海外マフィアの半殺し方、法で裁けない悪の半殺し方!よりどりみどりよ!わははははは!!」
「ありがとうございます。百鬼さん以外は、よろしくお願いします。」
「なんでだよ凛助っ!!?俺様の教えを断る気かテメー!!?」
「じゃあ、法で裁けない悪のみで、お願いします。」
「よし!!わかってんじゃねぇーぁか、凛助!!わははははははは!!」
うん、1つぐらいOK出さないと、収まらないよね、これ?
(てか、普通(?)にヤンキーしていて、法で裁けない悪って奴に遭遇することあるのかな?)
・・・・あったな。
凛道連になってから、結構ある。
てか、そういう奴ばっかり。
法で裁けない悪への対処法だけは、知っておいた方がいい。
(味方とはいえ・・・ある意味、百鬼も悪だもんね・・・・)
〔★凛も百鬼への対応がわかってきていた★〕


