彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






「『自分の気持ちを伝える』アイテムみたいなもんだよ。花言葉はもちろん、誕生石の石言葉やバースデーカラーの色言葉、星座の星言葉みたいに、それぞれのカクテルに意味がついてんだ。」

「へぇ~なるほど!」

「わははは!そーゆーことだ凛助!酒を頼むだけじゃ、女の心は動かねぇ!!酒言葉をつけてやるだけで、ロマンチックなムードをつくるだけで、ぐっと好感度が上がるわけよ!!」

「へぇー・・・なるほど。」

(やっぱりゲスいな、こいつ・・・)


「ちなみに、瑞希お兄ちゃーん!酒言葉とカクテル言葉、どっちが正しい言い方ですかぁー??」



自慢げに言う百鬼を冷めた目で見た後で、好き好き光線を出しながら大好きな瑞希お兄ちゃんに聞く。



「うーん、意味は同じだから、凛が呼びやすい方でいいんじゃねぇか?俺はカクテル言葉って呼んでるけどな。」

「じゃあ、僕もカクテル言葉にします!」

「奇遇だな、凛たん。烈司さんもカクテル言葉と呼んでる。」

「あたしもそう呼んでるわよ、凛ちゃん!おしゃれだもーん♪」

「日本人として横文字を選ぶのはどうかと思うが、カクテルの方が品が良いように聞こえるので、俺もそう呼んでいるぞ、凛道。」

「また俺だけ少数派かよ!!?凛助!酒言葉と言え!!」

「酒言葉。」

「そうじゃねぇ!!酒言葉を使っていけ!!」

「わかりました、百鬼さん。TPOに合わせて使い分けます。」

「わはははは!!ならばよし!わかってんじゃねぇか、後輩!!」

「はーい♪」

(というのは、うるさい百鬼を黙らせるための建前。『瑞希お兄ちゃんとのおそろい』を変えてたまるか!!)



〔★百鬼へのリップサービス、凛は自分への面倒を回避した★〕