彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「どこにありがたがる要素があるんだよ、凛!?」

「あるな、凛道よ?」

「あります!ありがたや~♪ありがたや~♪」

「どこがだっ!?絶対伊織に、言わされてるだろう!?」

「とんでもないです、瑞希お兄ちゃん!僕は心からそう思ってますっ!!」

「そうだろうな!その言葉通りとしか思えない声と態度で、俺に答えてるもんな、凛!?」

「はい!」



途中、雑お・・・獅子島さんの声が入ったけど、嬉しいのは本当♪



瑞希お兄ちゃんの腕の中で首を横に振れば、彼は不本意そうに納得してくれた。



「お気遣い、ありがとうございます!瑞希お兄ちゃんのご心配にはおよびませんから♪」



そう・・・獅子島さんのおかげで、愛する真田瑞希様に抱きしめられてるんだから♪

お酒よりも、貴女の香りに良いそうですぅ~♪



〔★未成年の凛は、恋に酔いしれていた★〕



「わはははは!あんだよぉ~!?けっきょくは、オトメ心刺激する方法使えばいいってことかぁ~!?」

「も、百鬼さん!?」



野獣にふさわしくない言葉を聞き、思わず凝視すれば、百鬼が笑う。



「名前がピックアップされんなら、『刺激的な恋』が『酒言葉』の『キッス・イン・ザ・ダーク』なら問題ねぇだろうー!?わはははは!!」

「さけことば??なんですか、それ??」

「ああ、未成年の凛は知らねぇよな。」



首をかしげてつぶやけば、私をガードするように抱きしめて下さっている瑞希お兄ちゃんが教えてくれた。



「『酒言葉』、別名『カクテル言葉』は、花言葉みてぇなもんだ。」

「花言葉と・・・同じ、ですか?」

「おう。」




聞き返せば、私の前髪をかき分けながら大好きなお方はおっしゃった。