彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






私の耳元から離れる獅子島さんに向けて、もうっ!とご機嫌斜めにモニカちゃんは怒る。



「はめたわねぇ~イオリン!?」

「はめたって・・・モニカちゃん・・・」


(本心なの?)


「あっ!?違う!違うのよー!?凛ちゃん!?」



そう思いながらオネェさんを見れば、私のつぶやきと視線に気づいたのか、モニカちゃんは焦るような表情と声で叫ぶ。



「あ、あたしは別に~凛ちゃんのエロ可愛い声に、キュンときただけで~性的な興奮はない・・・・とも言い切れず~!でも、ないようなぁ~あるようなぁ~」

「あるんだろう!?だったら、違わねぇーだろうが!つーか、簡単に本音を暴露すんな、モニカ!!伊織も、凛を使って人間の本性の証明すんなや!!」

「だって、みーちゃーん!」

「俺は親切でしただけだ。それを感謝の言葉さえないとはな。」

「恥じらう凛たんをありがとう、伊織。」

「わはははは!!ナイス、伊織!!凛助の恥じらい面白かったぜぇぇー!!」

「え!?烈司さん!?百鬼さん!?」

「うむ、烈司と皇助はわかってるじゃないか。瑞希、礼はまだか?」

「凛を驚かせた奴に、感謝の言葉なんてあるかボケー!!」



そう言って、私を守るように抱きしめる瑞希お兄ちゃん。

そんな親友を見てから、私へと視線を落とす獅子島さん。



「凛道はどうだ?」



加害者から被害者への子の質問はどうかと思ったけど―――――――



「ありがとうございました、獅子島さん!!」

「なんでだよ凛!?」



正直に感謝の気持ちを伝えた。



(だってぇ~そのおかげで今~瑞希お兄ちゃんは、私を抱きしめてくれてるから♪)



獅子島さん、私のラブイベント発生への貢献、ありがとうございましたぁ~♪



〔★伊織の自称親切、凛の好感度を上げた★〕