「れーちゃんの言う通りぃ~グラスの周りが塩だらけなの見たら、悪いイメージ連想しちゃうわぁ~悪女は疑い深いもーん。」
「悪女ってモニカちゃん!?言いすぎですよ!?」
「いやいや、モニカ他の言い方は悪いけど、信用しすぎるのは良くないぜ~凛たん?まだまだ、女の子の本質を見抜けてないぞ~?」
「烈司さんもまで言いすぎですよ!?てか、僕が聞いてることへの返事を下さいよ!」
「塩がNGって場合もあるからな。幸い、敵の好みは、『ケーキが大好き』だとわかってる。それを使わない手はねぇーぜ。」
「烈司さん、僕の質問への回答は!?やっぱり敵って言ってますよね!?僕の言葉聞こえてますよね!?」
「ケーキ系なら・・・『アレキサンダー』がいいか?チョコレートの香りを持つ『クレーム・ド・カカオ』に『生クリーム』と『ジン』で作る『チョコレートケーキ味のカクテル』を使えば、倒すのも楽じゃねぇーか・・・」
「無視しないで下さいよ!?てか、倒すってなんですか!?物騒なことしないで下さいよ、烈司さぁぁぁぁーん!!?」
〔★凛の2度目の問いかけ、烈司は再スルーした★〕
どうあっても、私の質問に答えようとしない男前の先輩。
ならばここは天下の宝刀。
(初代龍星軍総長に頼るしかない!!)
「お兄ちゃんっ!ねぇ、瑞希お兄ちゃんからも、何とか言ってくださいよ!」
「おう、任せとけ。」
私のお願いを受け、伝説の最強暴走族のヘッドは言い放った。
「烈司!俺は『ジン』よりも、『ブランデー』で作ったの方が『アレキサンダー』好きだ!」
「材料についての指摘ではありませーん!!」
(と言いつつも、瑞希お兄ちゃんは『ブランデーで作るアレキサンダーが好き』っと・・・!)
私が望んだツッコミではなかったけど、瑞希お兄ちゃんの情報が手に入ったのはラッキーだわ♪
〔★みんな自分に正直に生きている★〕


