「確かに・・・お酒は本音を聞き出すのに便利とも聞きますが・・・!ウォーズマンの必殺技と同じ名前って・・・良くも悪くも強いってイメージが連想されるのでちょっと・・・・・!他に思いつかなかったのかな、アメリカ人・・・」

「凛!ウォーズマン、ウォーズマン言うけど、キン肉マンから採用したわけじゃねぇーんだぞ?カクテルの方が先に誕生してるんだぞ!?」



〔★カクテル・『スクリュードライバー』、1930年代には存在していた★〕



「だけど100万パワーが、1200万パワーにまでなるんですよ!?全身を回転させて、『光の矢』になって敵を貫くのですよ!?」

「何気にキン肉マンに詳しいな、おい!?さては読者だな!?」

「残念ながら、身近に読む人がいるだけです!」



そう・・・お父さんが愛読してるだけで、私はそこまで熱心じゃない。

フィギュアとか集めてないもん。


(てか、問題はそこじゃない!)



「ベアークローを装備した状態で、高速回転なんかしたら、簡単に肝臓を貫きますよ!?あの鉄の爪が、ポッキーだったらよかったのですが・・・!」

「どういう心配の仕方してんだよ!?お兄ちゃんはプリッツでもいいと思うぜ!?」

「トッポも美味しいと思うのですが!?」

「ん!?まさか凛・・・明治のキノコVSタケノコなら、キノコ派か!?」

「はい、そうですが??」

「だよな~!?お兄ちゃんもキノコ派なんだー♪邪馬台国はどうよ?」

「僕、近畿派です。」

「だよなぁ~!?俺も近畿だと思う!気が合うな~!?」


〔★話が脱線していくところまで、そっくりだ★〕


瑞希お兄ちゃんがパーの形にした両手を突き出してきたので、私も同じようにして彼の両手にタッチした。


パンッ!パンッ!


「イエーイ!相性良いなぁ!?」

「はーい♪フィーリングが良いかと~♪」

「おう!これで邪馬台国があった場所は、近畿で決まりだな~?」

「あら~あたしは邪馬台国、出雲だったと思うけどー?」


パシッ!!


「いてっ!?」

「お兄ちゃーん!?」


両手をあせていた私達の手を・・・というか、瑞希お兄ちゃんの手を、私から引きはがすようにして叩くオネェさん。



〔★モニカの攻撃、凛から瑞希の両手を払いのけた★〕