ピロンッ

下駄箱で唯を待ってた時に携帯が鳴った

唯から...

唯】ごめん!ママに頼まれ事されたから行かなきゃ!】

美貴】わかった!大丈夫だよん♡】



1人で帰るか



トボトボと家に向かう



渚「よっ」

「あ、渚にぃ」

渚「あれ?いつも一緒にいる唯ちゃんは?」

「用事」

渚「そっ」

「渚にぃの彼女さんは?先週できた」

渚「別れた」

「はぁ!?まだ1週間だよ?」

渚「アイツつまんないし、また新しい女見つければ良いでしょ?」


渚は美貴の頭を軽くポンポンし前を歩いて行った


「んもー」


5分程して家に着いた


「ただいまー」


玄関には見知らぬ女性の靴が一足


リビングへ行き

丁度いた渚と涼に聞いてみた

「ねぇ、玄関にあった女性の靴って誰の?」

渚「俺は知らね」

涼「あー、裕が彼女連れてきてる」

「マジか!」

少し驚いたように大声を出してしまった

渚「おい!バカ!」


2階の裕の部屋の扉が開いた


裕「なんだ....いたのか...」


そこには、汗をかいている裕の姿が


皆んなが同じこと思った


(こいつ、ヤッてたな)




渚「あ、あー裕!俺ら外出るから彼女さんにもゆっくりして!って言ってくれ!な!」

涼「え?俺勉強...」

「ウチもお菓子食べたい」

渚「ほらほら行くぞ!」


2人の手を取り外に連れ出した


裕「バレたか....」


この独り言は誰にも聞こえていない


一方外では


渚「あっぶな!美貴!お前大声出すんじゃねぇよ!」

「だって裕にぃが彼女連れくるの珍しいから!」

渚「まぁそうだけども」

涼「とにかく、彼女さんが出てくるまで待ちましょ」

ドアの階段の所で待つ


そこへ哲と健が


哲「お前ら何してんだ?」

渚「しーっ!今裕が彼女連れてきてっから外で帰るの待ってんだよ!」

健「なるほどな」

「お腹すいたー」

渚「おっせぇなー」

一樹「何やってんの?」


そこへ部活終わりの一樹と翔太が来た


翔太「風邪ひくよ?」

哲「裕が彼女連れてきてっから入れねぇんだってよ」


その時ドアが開いた



渚「いて!」


ドアが渚の頭に当たった


彼女「あ!ごめんなさい!」

渚「いや、大丈夫です」

裕「お前らそんなとこで待ってたの?」

渚「おめぇが遅いからだろ」

裕「はあはい、気をつけて帰れよ!」

彼女「うん!」



彼女の姿が見えなくなったところで



「彼女さん美人.....それでさ、裕にぃはどこまでいったの?」

裕「は?」

渚「おめぇ汗かいってからもしかして...」

裕「ば、バカじゃねぇの!?お前ら変態だな!」

渚「まだ何も言ってないんだけど」

6人「爆笑」