最強族の女総長は通り名を棄てて闘う

コロッと態度を変えて隣にピタッと立つ。
このまま校庭で殺るらしい。

龍「俺らは校庭外で見てる」
藍「ん」

軽く返事をして長めの羽織りを東に渡す。
洸や皐月達も出て来たけど皆浮かない顔をしている。

洸「始め」

気が進まない様な洸の声を合図に一斉に来た。
どいつもこいつも遅い。
パンチも軽くて隙だらけ。
一人一人、確実にパンチを入れて片付けていく。
ただその場で転がっていてもらっては困るから担いで端に寝かせながら。

ーパシッ。

藍「後ろから...なんて馬鹿だな。背中は向けても取らせないぞ」