早く出さないとあたしの大好きな匂いが穢れてしまう。

藍「くっせぇな」

息を止めていても分かるほど強烈だ。
東が震えている。

あたしが怖がらせたかな?
どっちでもいい。

藍「お前に用はない」

ドアを開けて庭に出した。

男「...お前は穢れている」
藍「黙れ、クズ」
男「だってお前は〜〜〜だからな!」

肝心の所が皐月さんに耳を塞がれて聞こえなかった。

藍「皐月さん、聞こえないじゃないですか」
皐「知らなくて良いことだってあるんですって...なら、この話は知らなくていいわ」