片腕で止めると表情が変わった。

和「そんなッ」
藍「このあたしが負けるとでも」
和「タイマンならね。でもこれなら」

ポケットから出された銃は洸に向かっていた。
あたしは洸の前に立つ。

和「どけ、藍を撃つ気は無い」
藍「だからッ、あたしの名前を呼ぶなァァァ!」

誰が何を持っていようと関係ない。
脳が“殺せ”と言う。
あたしは和真に殴りにかかった。

和「止まれ!撃つぞ!」

相変わらず銃口は洸に向いてる。
あいつなら、洸なら避けられるはずだ。
構わず走った時...

洸「藍!」
皐「止めろぉぉ!」

銃声が響いた。