最後の一人を倒すと戸が開いた。

藍「クソ、まだ居んのかよ」
和「やぁやぁやぁ。随分派手にやったな。こっちは死んでんの...ふ〜ん」
洸「かァずぅまぁぁ!(死ねぇぇぇ!)」

洸があいつの名前を叫んだ時、同時にあたしは殴りにかかっていた。

あんな奴生きてたって意味無い。
あたしの仲間を拉致って殺そうとした。
そんな奴をほっとく訳がない。

和「ん〜、殴りにかかるのが早い」
藍「避けるな!逃げるな!闘えぇ!」

奴は掠りながらあたしの拳を避ける。
その度に壁やガラスを殴っているあたしの拳は血だらけになっている。

和「闘え?いいよ」
藍「ッ!」

急に止まったと思ったら蹴りを入れてきた。