「その告白まで、俺は三ケタになるほどの告白をして、フラれ続けてましたけどね」
「………………」
「………………」
「ええ。そうですよ。俺はしつこい男なんですよ。ここまで話したんですから、もちろん人生経験豊富なお二人から良いアドバイスが受けられるんでしょうね?」
思っていた通りの反応にヤケクソ的に捲し立てたて、ヤケクソな笑みを二人へと向けた。
そこはさすがは大人と言うべきなのか、明らかに俺に引いていた目が普通に戻った。
「アドバイスも何も、もう彼女が連絡してくる時まで待つしかないでしょ」
「ちょっと早いマリッジブルーみたいなもんだろ?次に会いたいって言った時に受け止めてやるのが男の甲斐性だ」
結局、何もせずに黙って待つという方法しかないわけか。
こんなことなら、昨日キスぐらいしてマイナスイオンを補給しておくべきだった。